
Youtubeというメディアの立ち位置とは
2025-01-31
好調ショート動画、課題は? YouTube日本代表に聞く(日経新聞電子版 より)
「YouTubeって見たことありますか?」
何年前なら、この質問が違和感なく普通の会話で使われていただろうか。
YouTubeがサービスを開始したのが2005年2月、Googleに買収されたのが2006年11月。
それから20年弱が経つのですね。月並みな言葉ですが、誰がここまで生活に密着するメディアになると予想していたでしょう?
ああ、Googleは思っていたのでしょうね。
さておき、2025年現在、本当にテレビを見なくなり、YouTubeや他のSNSしか見ないという人たちが増えたと思います。
正確な数字は取っていませんが、少なくともネットユーザーの2、3割は完全にテレビ離れしているのではないでしょうか。
人々がテレビから離れれば、広告もテレビから離れ、より注目されるメディアへと移動するものです。
言わずもがな、広告市場は一気にネットへ、特に最近は動画広告に重心が傾き、しかも誰もが動画を撮影・編集できるようになったことで、
品質はともかく、ものすごい規模の広告市場へと成長しました。
本記事では、そうした広告市場について、1分以内の動画である「ショート」への広告出稿の割合や市場の動向について、
YouTubeの日本代表に話を聞いた内容が紹介されています。
YouTubeの広告は当社でも利用したことがあり、確かにさまざまな視聴者にリーチできるので、今後も活用する機会はあると思います。
しかし、そもそもYouTubeのプレミアム会員になったユーザーには広告が表示されないんですよね?
これはテレビとの大きな違いです。広告がなければ成り立たない(民放)テレビ局とは異なり、YouTubeは視聴料も徴収できる。
捉え方によっては、民放とNHKの「いいとこ取り」のハイブリッドモデルとも言えるかもしれません。
もし今後、「テレビを見ない」ユーザーがさらに増え、YouTubeやその他の動画プラットフォームにしか人が集まらなくなった場合、
広告業界はどんな変革を遂げるのだろうか、と考えてしまいます。
当社は営業会社の端くれなので、今後も広告を活用する機会はあるでしょう。
その媒体の変化を観察し続けることは、決して損にはならないはずです。