
公共の場で目にするLEDディスプレイの進化
2025-02-14
街で見かける巨大な広告、LEDディスプレイの開発担当に話を聞きました!(SHARP Blogより)
2000年代初頭、シャープが液晶ディスプレイの国内トップメーカーだったことを記憶されている方は少なくないかと思います。
特に家庭用テレビに採用された液晶ディスプレイや、企業のホワイトボード代わりになった「BIG PAD」などは、かなりの人気を誇っていました。
最近ではディスプレイの工場を売却するなど、状況は大きく変わりましたが、
公共の通路などで見かける巨大なLEDディスプレイには、今もシャープの技術が活かされていることに触れたブログ記事を読みました。
この記事では、JR川崎駅の通路に設置された巨大なディスプレイを題材にしていますが、
ここ数年、他の公共施設や商業施設でも大型ディスプレイが目立つようになったと感じます。
おそらくLEDの省電力化がこうした普及を支えているのではないかと思いますが、
映し出されるコンテンツも以前に比べて多種多様になりましたよね。
例えば、新宿の3Dディスプレイに現れた猫なども話題になりました。
電車内の広告も様変わりし、東京の山手線内では広告の多くがデジタルディスプレイに置き換わりました。
ふと思い返すと、中高年以上の方々が昔見た近未来を舞台にしたSF映画のような世界が、
現実になりつつあると感じさせるディスプレイが街中に増えてきています。
ただ、この記事によれば、こうしたディスプレイは単純に設置できるものではなく、
設置には技術や現場での調査、コンテンツの提供方法など、さまざまな調整が必要になるとのこと。
そういった課題に対応できる点にこそ、シャープが培ってきた経験値や技術の強みがあるのでしょう。
インターネット上のコンテンツがどんどん進化するのはもちろんですが、
街中を歩いたときに目にするディスプレイもまた、着実に進化していると考えると、
これからどんな魅力的なディスプレイが登場するのか楽しみになりますね。