1.コピー機と複合機の違い

あなたのオフィスにも「コピーを取ったりパソコンからプリントしたりする機器」があると思いますが、普段何と呼んでいますか?
一般的には「コピー機」と呼んでいる方が多いと思いますが、「複合機」と呼ばれる方もいます。
では、コピー機と複合機とでは何が違うのでしょうか?

【コピー機とは】
コピー機に元となる原稿をスキャナ部分(ガラス台)の上に乗せてコピーボタンを押すとコピー機が原稿をスキャンして紙に出力します。
余談ですが昔は、コピーする事を「ゼロックスする」と言ったそうです。語源は世界で初めてコピー機を作ったメーカーがゼロックスだったから、だそうです。

【複合機とは】
一般的にはコピー機能、プリンタ機能、FAX(ファクス)機能、スキャナ機能の4役をこなせる機器が複合機と言われていますが、 コピー機能の他に1つでも付いていれば複合機と呼ばれます。
例えば、コピー機能+プリンタ機能の2役でも複合機と呼ばれたりします。


・複合機に備わっている各機能

【コピーとは】
いわゆる「複写」です。今ある原稿を読み取って同じ原稿の複製を作ることです。

【プリンターとは】
印刷する機械の総称ですが一般的にはパソコンからのデータを紙に出力することです。

【FAX(ファクス)とは】
主に電話回線を使って読み取った原稿を送信側が音声信号に換えて送信し電話回線を伝って送られてきた音声信号を受け手側が画像情報に換えて出力します。
昨今では、インターネット回線を利用して伝達するインターネットFAXもあります。

【スキャナとは】
原稿を読み取って画像データ化する事です。
文字原稿を読み取り、文字認識をして文字データ(テキストデータ・ドキュメントデータ)を作成することもできます。(OCR)


複合機の機能は昨今オフィスのニーズにあわせ多様化しており、受信したFAXを紙に出力せずデータ化してパソコンや メールに送ったり、スキャンした原稿の文字を認識してデータ化したりできます。(OCR)
これらの機能はコピー機がデジタル化された事により可能となりました。
そして、機械の呼び方もコピー機から(様々な事がこなせる機器)複合機となっていきました。

今はコピー機能単体の機器はほとんど有りませんので「コピー機=複合機」と考えても問題ないでしょう。

2.コピー機とプリンターの違い

オフィスに欠かせない機器として「複合機」があります。
俗に「複合機」と呼ばれるものを、「コピー機」とか「プリンター」と呼ぶ人もいたりします。
これらの機器は実際どう違うのか、わからない人が多いと思います。
「コピー機」と「複合機」の違いは上のところで説明していますので、ここでは「複合機とプリンターの違い」を説明します。

人によって、呼び方があいまいな「コピー機」「複合機」「プリンター」この違いをよく理解しておくことで、あなたのオフィスに最適な機器を選ぶことができるはずです。

【複合機とは】
一般的には、コピー機能、プリンタ機能、FAX(ファクス)機能、スキャナ機能の4役をこなせる機器が複合機と言われています。

【プリンターとは】
パソコンで作成した原稿や画像を紙に出力する機器のことを指します。
インクジェット・レーザー・感熱/熱転写などの種類・印刷方式がありますが、いずれも原稿を読み取ったり、FAXの送受信はできたりはしません。
あくまでも、データを紙に出力するという事に徹した単一機能の機器です。
また余談ですが、
一般的にご家庭や個人事業主様で使われることの多いインクジェット方式のプリンターにコピー機能やFAX機能を付けた機器を「多機能プリンター」呼ぶ場合もあります。
更に余談ですが、
先に書きましたプリンターの印刷方式の違いについて、かんたんに説明します。

・プリンターの印刷方式の種類

『インクジェット方式とは 』
インクを微滴化(霧状)し、用紙に直接吹きかけ印刷します。
そのため、用紙だけでなくCDのラベルに直接印刷できるプリンターもあったりします。
主にご家庭向けの民生機に採用されておりコンパクトでレーザー方式のプリンターと比べ安価です。
インクの色も6色・12色と多色印刷が可能な機器も出て来ており、写真などのカラー印刷では他印刷方式のプリンターと比べとても綺麗な印刷再現をします。
しかしながら、色のにじみが出る場合があったり印刷時間が掛かるなどのデメリットもあります。

『レーザー方式とは』
静電気を帯びたドラム型の感光体にレーザー光をあてて、感光体の印刷したい部分・したくない部分の電極を変えて印刷したい部分だけにトナー(色のついた粉)を付着させます。
次にドラムに付着したトナーを用紙に移し、熱と圧力によって用紙上にトナーを定着させ出力します。
用紙とトナーを熱と圧力で圧着させる必要があるため凹凸のある用紙や厚紙は苦手(封筒くらいは大丈夫です)ですが他印刷方式のプリンターと比べ印刷速度が速くインクジェット方式の様に、にじみが出ることはありません。
オフィスなどでのレジュメやパンフレットの印刷にはレーザー方式のプリンターのほうが適しているでしょう。

『感熱方式方式とは』
主にスーパーやコンビニのレシートプリンターに採用されている方式です。
熱を加えると黒く変化する専用紙(感熱紙)に熱した印字ヘッドを当てて感熱紙の色を変化させて印刷する方式です。黒く変化させることしかできませんのでカラー印刷はできません。
一昔前は家庭用のFAX機にも多く採用されており、現在も業務用FAXとしてムラテックが生産しています。
家庭用の「ワープロ」もこの印刷方式を採用していました。
専用紙が入手しにくい事や時間が経つと用紙の色が変化して(色褪せ)黒い印刷が消えてしまうなどのデメリットがあります。

『熱転写方式とは』
感熱方式と同じ構造で、印字ヘッドと用紙の間に熱で溶けるインクを付着させたリボンを挟み熱した印字ヘッドを当てて用紙に転写します。
熱転写方式と違い別途インクリボンを用いるので普通紙に印刷できます。
インクリボンが高価な事と印刷速度が遅めな事などのデメリットもあります。

感熱方式と熱転写方式はプリンターの構造がほとんど同じことから家庭用のFAX機やワープロは、どちらの方式にも対応していました。


関連記事⇒「インクジェットプリンタとレーザープリンタの違い」

3.複合機のメリット

様々な機能を一体化した「複合機」この複合機のメリットを紹介します。

・「印刷」業務を一元化
一昔前はコピー機、プリンター、FAX機、スキャナーと単機能の機器を別々に用意して置く必要がありましたが、 複合機でしたら業務を1台でこなせますので業務効率の改善、オフィスの省スペース化・機器の消費電力削減が可能です。


・ペーパーレス化・省電力でコスト削減
本来、複合機は「印刷する機器」なのですが、印刷はせずに「データ化して管理」する機器になってきています。
 先にも書きましたが、受信FAXを紙に出力しないでパソコンにデータ化して転送したりパソコンで作った原稿を紙に出力しないで直接FAX送信したり出来ます。
これだけでもかなりオフィスのペーパーレス化に貢献するのではないでしょうか。
紙代も、カウンター保守料金も削減できますね。
関連記事⇒「カウンター保守について」

もちろん紙で欲しい原稿は出力することもできますので安心してください。
また、複合機は環境保全・温暖化対策にも力を入れており機器の省エネ化が進み、消費電力も少なくなってきています。

余談ですが、メーカーや保守会社はペーパーレス化されると、当然紙への出力が減りカウンター料金が取れなくなります。 料金が取れなくなると当然彼らの収入が減りますので、あまりこれらの機能は紹介しないんです。


・クラウドサービス連携で業務改善
最近の複合機は「クラウド」に対応しており受信したFAX原稿やスキャンした原稿をクラウドストレージ上に保存することができ、 社内・グループ内で共有することができます。例えば、従来のようにFAXを紙に出して回覧させるなんて必要がなくなります。
しかも、クラウドなら外出先でもどこからでもそのFAXをスマートフォンで見ることもできるのです。

代表的なクラウドサービスとして
Dropbox、OneDrive、GoogleDrive、iCloud Drive、などがあります。
複合機の中にはこれらのクラウドサービスと連携できる機能が備わっている機種もありますので、 すでにクラウドサービスをご利用の場合は対応している機種を選べばスムーズに連携できるでしょう。

外出先からでも。
いつでも、どこでも、受信FAXが見れる。
CLOUDFAX for Google⇒
クラウドストレージとは。
インターネット上にファイルを保存したり、共有したりする事ができるサービスです。
ある一定の人のパソコンに保存されている訳ではないので複数の人が同時に同じファイルの情報を編集できたりもします。


・オプションで多様な業務に対応
複合機には多様な業務に合わせたさまざまなオプションが用意されています。
あなたのオフィスに合ったオプションを利用することで業務効率が大幅に向上する可能性があります。

【フィニッシャー】
大量に印刷した原稿を部数ごとに仕分けをしてまとめたりできます。
フィニッシャーにはステープル(ホチキス留め)機能が付いていますので 会議やプレゼンで多数の人に資料を渡す事が多いオフィスではこのオプションを付けることで業務効率も向上するでしょう。
フィニッシャーには多くの種類があり製本したり、パンチ穴を開けたり、紙を折って排出できるものもあります。
最近はホチキスの針を使わずに用紙を圧縮留め出来るフィニッシャーも出てきています。

【PostScript】
DTP業界では標準のページ言語に対応させることで出版物の正確な出力が可能となります。
また、Macintoshから正確な原稿の出力ができるようになります。
(標準で搭載されている機種もあります)

【ICカードリーダー】
たいていの複合機には不正利用の防止機能としてユーザー認証機能が標準で搭載されています。
しかしながらこの機能を使う場合は、その都度複合機にIDとパスワードを入力しなくてはなりませんので 正直とても面倒で業務効率の低下にもなりかねません。
そこで、ICカードリーダーを導入すればカードをかざすだけでユーザー認証が行われますので、認証の手間がかなり省けます。
また、複合機の機能制限機能や使用枚数制限機能と連携し、利用者ごとにプリント、ファクスなどの機能を制限したり、 プリント使用枚数の管理を行ったりすることができます。


・複合機のメリットまとめ
「複合機」とは、どのような機器なのかおわかり頂けましたでしょうか。
複合機を導入、入れ替える事により多くの業務改善・コスト削減が見込めます。

 ・機器の一元化による機器の管理の軽減
 ・オフィスの省スペース化
 ・省電力化による経費削減
 ・ペーパーレス化による経費削減
 ・印刷速度・品質の向上による業務改善、時間の短縮

新しい複合機を導入することにより、多くのメリットが生まれます。
複合機の導入には、リースまたは購入がございますが、初期投資0円で会社に負担をかけないリースがおすすめです。 一度サガスにご相談ください。

リースの詳細はこちら
関連記事⇒「リース契約について」
関連記事⇒「複合機をリースするメリットは何ですか?」

4.コピー機の入れ替え・買い替えのメリット

たいていの会社様ではコピー機をリースで導入していると思います。
期間は短いと3年、長いと7年です。
一般的には法定耐用年数の5年に合わせて契約されますが最近はコピー機は性能・耐久性もあがり6、7年で契約されるケースもあります。

法定耐用年数が5年なので5年で契約しなくてはならない。と言うことはありません。

一般的なコピー機の入れ替えのタイミングは「リース期間満了」の時期です。
リースの契約が満了となった場合に「再リース」をすることも可能ですが、この時に新しい機種に入れ替えをされるのが実はメリットも多いんです。
 それと、コピー機のリースについて勘違いされている方がいらっしゃるので注意として書かせて頂きますが、 リースが満了した(支払いが完済した)ので自分のモノになるとか、タダで使えると思っている方が多いんです。
コピー機の場合、所有権移転リースではないので譲渡されません。
リース会社がコピー機の所有権を放棄した場合や契約者が買い取った場合は別ですが、コピー機の所有権はリース会社にありますので自分のモノにはなりません。
また、再リースをされた場合も一定の金額(再リース料)をリース会社に支払い続けることになります。

さあ、そこで選択をせまられるのです。
あなたは、長年使い続けたコピー機をさらに使い、再リース料を払い続けますか?
それとも、入れ替えますか?

使い続けるか・入れ替えるかどちらが良いか難しいですよね・・・
そこで、コピー機や複合機を入れ替え・買い替えするメリットについてご説明します。

・「高性能な最新機種を導入できる」
コピー機はコピーが取れたりプリンターになるだけではなく、様々な機能が標準で付いていたりします。
例えば、
受信したFAXを紙に出さずにPDFファイルにしてパソコンやメールに転送したり、FAXの内容をコピー機の操作パネルで見たり。
スキャナで取り込ん原稿をクラウド保存してスマホでどこからでも見れるようにしたり。
耐久性の向上・印刷品質・省エネなど、色々と高性能になっていますので、お仕事の業務効率もアップします。


・「故障が少なくなる」
機械ですから「故障しない」とは言えませんが、新しいコピー機にすることにより故障してしまう割合も減ります。
日頃メンテナンスを受けている業務用コピー機でも5年、6年と使っていますと、どうしても紙詰まりや用紙の重送、印刷不良など、様々な機械トラブルが起こってきたりもします。
こうしたことが頻繁に起きるようになると、業務に支障をきたしてしまいます。

保守契約で修理代が掛からないとしても頻繁にサービスマンを呼んで修理してもらうのもチョット良い気分はしないですよね。
新しいコピー機にすることで、このような心配から開放され業務に集中できるようになります。


・「保守契約の内容を変えることができる」
コピー機を新しくした場合、保守契約も新たに結び直すこととなります。
すでにコピー機をお使いの場合は、導入時に保守契約に加入していと思いますがこの契約は今お使いのコピー機に対しての契約ですので新たな保守契約が必須となります。
実は、これは大きなメリットでカウンター契約の場合、基本的には今結んでいるカウンター単価よりもお安くなる場合が多いいんです。

「カウンター保守」の詳細はこちら
関連記事⇒「カウンター保守とはなんですか?」を御覧ください。


「うちの会社、ちょっとカウンター単価が高くないかなぁ・・・」と、思われたら入れ替え検討時に是非ともサガスに相談してください!!

※一度結んだ保守条件(カウンター単価)はコピー機を入れ替えない限り変更することはとても難しい、基本的にはできませんのでしっかり内容を確認して契約しましょう。


・「リース料金の見直し・変えることができる」
今お使いのコピー機があなたのお仕事の内容に対して高性能過ぎ、いわゆる「オーバースペック」でここまでの性能はいらないと言う場合は、新たに導入するコピー機の機能を落として、例えば印刷の速度を落とすなどして導入のコストを下げることもできます。 それにより、会社の経費削減にも繋がりますよね。

 詳細はこちら
 関連記事⇒「失敗しないコピー機の選び方・コピー機の相場教えます!」を御覧ください。


新たに導入したいコピー機が今お使いのコピー機とほぼ同じ性能の機種でしたら、年々コピー機本体の価格は下がりつつありますのでリース契約の組み直しで安くできる可能性があります。
また、あなたの会社の業績・経営状況によっては「リース料率」を下げることができる場合があります。

  「リース料率」とは。
 物件購入額に対する毎月支払うリース料の割合(%)です。金利とは違います。
 例えば、リースするコピー機の金額が100万円とします。

 「あなたの会社は毎月2%支払ってください。」という場合は
 1,000,000×2%=20,000で、毎月20,000円の支払いとなります。

 「あなたの会社は毎月1.8%支払ってください。」という場合は
 1,000,000×1.8%=18,000で、毎月18,000円の支払いとなります。

 この2%、1.8%が「リース料率」です。「レート」と言う場合もあります。
 この%(パーセント)はリース会社の審査で決まり、契約する年数と会社様の業績などで変わります。
 (販売店で決められる物ではないのです。)
 上記のような計算で算出された、毎月支払う金額が「リース料金」です。


・「コピー機の入れ替え・買い替えのメリット・まとめ」
ご覧の通りコピー機を入れ替え・買い替えすることにより、さまざまなメリットを受けることができます。
新しいコピー機にすることにより、

 ・高性能(高速)になる。
 ・故障率が減る。
 ・カウンター料金が下がる、可能性がある。
 ・リース料金が下がる、可能性がある。

こうしたことから使い続けたコピー機をさらに使い、再リース料を払い続けるより、入れ替え・買い替えするほうが多くのメリットがあることでしょう。

入れ替え・買い替えの際は、是非サガスに相談してくださいね。

5.インクジェット複合機や個人向け複合機と業務用複合機の違い

昨今、コピー、FAX、プリンター、スキャナーとフル装備で10万円以下で購入できる多機能なSOHO・個人向けの複合機があります。
弊社でも販売しており、そこそこ「売れてます」
しかし、個人向け複合機は耐久性では業務用機には劣る部分があります。 また、保守サポート体制にも違いがあり、 家庭用機が故障した時は 大抵メーカーのサービスセンターまたは購入店に持ち込んで頂く事になり修理完了までに数日の時間を費やします。
さらに、トナーやドラムと言った消耗品はご自身で都度購入して頂く事となりますので これらの条件を考慮しますと、お仕事でご利用の場合、業務効率が低下してしまうかもしれません。

また、インクジェット複合機の場合下記のような事があります。
インクジェット複合機は機械の電源は常に入れておき、自動で印刷ヘッドクリーニングがかかるようにしておかないと印刷にかすれやスジがでる「ヘッドの目詰まり」を起こしてしまいます。
目詰まりを防ぐ為には必要不可欠ともいえるヘッドクリーニングですが、普段印刷する時よりも多めのインクを消費しますので、ランニングコストを気にされる方はこの点も考慮しておいた方が良いでしょう。
その点、ほとんどの業務用複合機はレーザー印字方式ですの印刷する構造が全く違い「印刷ヘッド」そのものがありませんので目詰まりを起こす様な心配はありません。レーザー方式印刷とはトナーという色の粉末を紙に定着させ再現しますのでインクは使用しません。そのためにじみもなく濡らしても大丈夫です。



「こんなことになるなら、ちゃんとした機械を買えばよかった!!」

それは実売価格で5万円の個人向けレーザー複合機を購入されたお客様より
「購入から1年ちょっとで壊れてしまった、FAXが使えなくなって仕事にならない!早く直しに来てくれ。」
とのお電話をいただいた時の話です。

残念ながらメーカーの保証期間を過ぎているので修理費用は有償となり、さらにお客様の機械は修理工場に送るか取りに来てもらう(センドバック) 方式の機種でしたので、サービスマンに来てもらうと修理費用の他に出張費用が掛かかり、両方の基本料金だけでも3万円くらいの料金プラス部品代になるとお伝えしました。

するとお客様は、1年とちょっとで壊れたことと修理費用は仕方ないとしても出張費用が掛かることに大変ご立腹されました。
そして最後に
「こんなことになるなら、ちゃんとした機械を買えばよかった!!」
とおっしゃって、電話をお切りになられました。

本来でしたら、こんなお恥ずかしい話を書くべきではないのですが、お客様を大変残念な気持ちにさせてしまいましたので、お読みいただいている方にはこんな経験をして欲しくない、という思いで敢えて書いてみました。

インクジェット複合機や個人向けレーザー複合機が「ちゃんとしていない」と言いたいわけでは有りません。
大抵の方が、その十分な機能に満足されていることと思います。

しかしながら、オフィスの規模や複合機のご利用頻度にそぐわない場合、上記のような残念なことが起こってしまうかもしれません。

それでは、お客様のおっしゃっていた「ちゃんとした」とは何でしょう?
おそらく「業務用」のことだと思います。

では、「業務用」とは何でしょう?
それは、オフィスや公共機関などで不特定多数の方が使っても耐えうる設計がされていて、さらに充実した保守サポートが付いている機器のことではないでしょうか。


個人で仕事をされている方や、ご家庭で使用している個人向け複合機と業務用複合機との違いは、その<機器耐久性><保守サポート>です。

インクジェット複合機や個人向け複合機は
業務用機と比べ、そもそも想定されている印刷枚数が違うから、ちょっと枚数が多くなると個人向けのインクジェット機では機器がヘタってしまい、故障が多くなります。 そのために機器を使えない「ダウンタイム」が長くなり仕事の効率に影響が出てしまいます。
故障が重なると、機器が修理では修繕できなくなり、買い換えなくてはなりません。故障したらまた新しいのを買えば良い・・・ちょっと環境にも良くないですよね。
     ※ダウンタイム=不具合によって稼動停止している時間のこと。

これだけではありません。
インクジェット機や個人向けの機器は、修理を依頼した場合ほとんどが「センドバック」による修理対応になっています。 簡単に言うと、機械をメーカーの工場に送って(センド)、そこで修理して送り返して(バック)もらう方法が基本です。

つまり、工場に送っている間、機械は手元になく、印刷やFAXのやり取りが全くできないのです。

たのめば、サービスマンに来てもらって修理をしてもらうことも出来ますが「出張費用」は「有料」です。
「保証期間内なら無償で来て直してくれる」と思っている方がいますが、それは間違い。「修理費用」は無償になりますが保証期間内でも一部の機種を除き「出張費用」は有償、お金を取られます。


それに対し、業務用機は
不特定多数の方が使っても耐えうる丈夫な設計がされています。具体的には外装のプラスチック層の厚みや、紙送りローラー、内部モータ、電源など個人向けと比べ高耐久の高価なパーツが使われています。
それと多種多様の機器の中からオフィスの規模や利用頻度(印刷枚数)に合わせて最適な機器を選ぶことができ、 毎月1000枚くらいの印刷向けの機器から、毎月10000枚以上印刷しても耐えうる機器まで幅広いランクの機種が揃っています。

また、保守に加入していれば、故障でダウンタイムが発生しないようにと事前にヘタっているパーツを交換したり、内部清掃もしてくれたりします。

しかもほとんどが「出張修理」対応になります。オフィスの現場に修理スタッフが来てくれてその場で修理を実施しますから、機械が使えない時間「ダウンタイム」は最低限に抑えられます。
もちろん、保証・保守期間内でしたら「出張費用」は取られません。修理費・出張費ともに無償、タダです。

機械が使えない「ダウンタイム」が発生したら、皆さんはどうしますか?
コピーを取りにコンビニに行きますか?
印刷したい資料を、お金を払って印刷業者に頼みますか?
FAXの送受信ができなくなって迷惑がかかる取引先に頭を下げますか?

もちろん100%壊れない機械はありません。
でも故障の頻度を下げ、修理対応の品質を上げて、極力、ダウンタイムを無くし、業務効率が下がることを防ぐ設計をされているのが「業務用機」なのです。


これらの情報を考慮して、業務用複合機を選ぶことでオフィスのニーズに合致した効率的なソリューションを見つけることができます。
お客様に使いたい機能などご要望をお聞かせください。
サガスが、最適なコピー機・複合機をご提案いたします。


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