
スキャナ機能を重視した複合機づくり
2025-07-02
リコーが“唯一無二”の複合機を開発、PFUのスキャナー技術を融合(MONOist イノベーションのレシピ より)
ビジネスで使うスキャナとして有名な「ScanSnap」を提供しているPFUの技術をリコーの複合機に搭載し、
増加しているスキャン需要によりスムースに対応するそうです。
想定しているユーザーは中堅中小企業で、今まで紙で保管していた情報も当たり前のようにスキャナでデータ化し、
クラウドやサーバーに保管する文化が根付いてきていると感じます。
弊社で取り扱う複合機も最近は、FAXやコピーの機能よりもスキャナ機能の使い方や活用方法についての
ご相談が増えてきている体感があります。
特に「ScanSnap」は名刺や領収書などの身近な紙をデータ化するのによく使われる人気機種でしたが、
これを業務用機にも取り込んで、より便利に活用できるようにするようです。
自動原稿送り装置(ADF)での取り込みはもちろん、現在でも全体の約2割ほどを占める「ガラス面」からの取り込みについても
アプリケーションによる補正などに今までのノウハウが含まれると思うので、
今までのものとどう変わるのかはちょっと見ものかもしれません。
会社や事業者の文化・風習により、スキャナの活用はまだ差が出ていると思いますが、
これからの複合機の活用は、スキャナによるデータ化がより中心になっていくのでしょう。
しかも、ただスキャンするだけではなく、どこに保存するか、誰が活用するか、この部分のさらなる利便性の向上が求められているのです。