話題のコラムを読んで|サガス雑記

たかが電卓、されど電卓。その歴史を読む。

2024-12-24

輝く電卓60年の歴史、皆さまにも思い出の電卓はありますか?(シャープ Blogより)

今では100円均一ショップにも売っているし、何なら手元のスマートフォンの中に機能だけ乗っている「電卓」。
シャープが「オールトランジスタ電子式卓上計算機『コンペット』<CS-10A>」を発売してから今年で60年が経つのだそうです。
当時の価格は535,000円。当時の価格で、乗用車並みの価格だったと言われています。
もちろん、電卓の便利さを知らない人は現代にいないでしょうし、使ったことがない人もほぼいないと思いますが、最初はこんなにも手に入れるのが高い障壁になっていた機器なんですね。
車と一緒って…。

電卓もそうですが、ファクシミリも同様だったように聞いています。とても本体が大きくて、価格も高くて、
しかもファクシミリは送信者と受信者の2者がいて初めて成立する通信機器ですから、それが揃うところまでお客様の購入意思が届かないこともままあったようです。
また、電卓もファクシミリも、発売から10年、20年と経過するうちに、小型化・低価格化が急速に進んだ機器とも言えるでしょう。
前述の通り電卓は100円均一ですし、ファクシミリも以前の10分の1以下になりました。
そんなことを思い浮かべていて感じるのは、「ハードウェアの進化は小型化の進化である」と言えるのかな、ということです。
あらゆるハードウェアは開発当時の姿から無駄を省き、必要な部分を小型化することに進化の途があったと言ってもいいのでしょう。

いま、我々がおすすめしている複合機もその進化を遂げたモデルの一つです。
シャープのDX-20C20というモデルです。
A3サイズ対応のレーザー複合機で最小の56cm四方、グッドデザイン賞を受賞したスタイリッシュな外観と、唯一カウンター料金が掛からない業務用複合機です。
複合機についても小型化はここまでが限界(A3サイズの用紙幅より小さくはならないので)まで来ています。逆に言えばこれ以上小さくなりようがないので、
設置スペースを重視される方にはとても価値のある一台として評価されています。

小型化は進化の証。しかしこれ以上の進化ができないとき、ハードウェアはどうなるのでしょう?
ソフトウェア化、バーチャル(VR)などに移行していくのでしょうか?
これから先15年、20年と、AIの進化でソフトウェアは必ず変わっていくでしょうけど、ハードウェアはどうなっていくのでしょうね。
興味深く、見ていきたいと思います。