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AIを活用したマニュアルの利用方法は結構身近です。

2024-12-24

オンラインマニュアル運用サービス「COCOMITE」熟練技術を自動でマニュアル化する「AI技能伝承インタビュー」機能搭載(コニカミノルタ 広報トピックスより)

コニカミノルタがオンラインマニュアル運用サービスを自動でマニュアル化する「AI技能伝承インタビュー」という機能についてリリースを出しました。
技術者が個々で持つ情報や経験を、インタビューを通じて収集し、それをマニュアルとして運用できるように編集して提供するもののようです。
確かに、とあるハードウェアの説明書などでは、固定された事実がメインなのでマニュアルもまとめやすいのですが、作業のコツだったり、失敗を防ぐコツなど、
作業員の個々のスキルや経験に溶け込んでいる要素が非常に大きいので、マニュアル化するのはかなり難しいし、工数もかかります。
特に口伝で伝えるような内容もテキスト化しておくには、AIがある程度の情報量を集約して提示するマニュアルが最適解になっていくのは頷けます。

ここまで難しいマニュアルとなると、すべての人に関わることではないかもしれませんが、すべての人が関われるChatGPTのGPTsなどでは、
すでに発行されたマニュアル(PDFなど)をGPTsに提供することで、わざわざマニュアルのすべてのページを読み込まなくても、
ChatGPTに知りたいことを質問するだけで回答してくれる、という仕組みを使うことができます。
例えば、家電製品のマニュアルPDFをあらかじめGPTsに提供しておけば、UIとしてGPTのページをそのまま利用して家電の操作方法を聞くと、
適した回答のあるページから情報を要約して提示してくれるので、非常に便利に使えます。分厚いマニュアルであればあるほど、その恩恵は高いです。
もしChatGPTの有料プランでご契約されているならば、ぜひ、簡単にすぐできますので試してみてください。

ちょっと趣向の違う話になってしまいましたが、でも身近なAI活用というと、こういうところから始まるのかな、と思うのも正直なところなのです。