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複合機からクラウドへ、またクラウドから複合機へ
2025-01-09
Cloud Service Hub※について(富士フイルムビジネスイノベーション webより)
「ペーパーレス」という言葉があります。文字通り、紙を必要としないということですが、スマートフォンなどのデバイスを世の中の大半の人が所有するようになってから、
急速に現実的な広がり方をした印象があります。今までは紙で出力するか、パソコンのデータをアプリケーションで開くことで文字で綴られた情報が提示されてきましたが、
手元にあるスマートフォンでデジタル情報として見ることができるようになったのは、忘れがちですが、とても大きな文化の変化でした。
特にクラウドサービスとの連携の発達は目を見張るものがあり、業務用の書類でさえもクラウド保存する会社がだいぶ増えました。
試しにAIにどのくらいペーパーレスが進んだか聞いてみたところ、「この5年間で紙媒体からデジタル情報へ置き換わった率は、全体でざっくり20〜30%程度」なんだそうです。
全体の3割。結構な情報量でしょう。
紙媒体で記録された既存の情報をデジタル化する際に、弊社でも取り扱っている複合機が重宝されますが、
これがGoogleドライブのような「クラウドサービス」に直接保存できることは、どのくらいの方がご存知なのでしょう?
複合機がユーザーの代わりにGoogleドライブなどのクラウドサービスにアクセスして、あらかじめ指定しておいたフォルダにスキャンした書類データを保存する、というものです。
その一つが富士フイルムの「Cloud Service Hub※」ですね。
企業や組織によってポリシーは異なりますから、クラウドサービスに社内書類を保存することに抵抗がある方もまだ多いですが、上記の「ペーパーレス化」を成し遂げた企業や組織の何割かは、
おそらく直接クラウド保存という文化も「普通」になってきているのではないかと思います。
かく言う当社も、企業や組織に届いたFAXをそのままGoogleドライブに保存する「Cloud Fax for Google」というサービスを展開しております。
ご興味があればぜひお試しください。複合機のメーカーを問わず使えるので、環境次第では非常に便利ですよ。
今後、複合機の役目というのは「紙に出力する」というだけではなく、むしろ主な仕事として「紙の情報をデジタル化する」になるのでしょう。というか、既にかなり後者の比重が重いと感じています。
そうであれば、データ化した時にどのくらい便利に保管ができるのかが重要になってきます。このあたり、当社も機器提供者として何かお客様にご提案ができることを、今後も探っていきたいと考える次第です。
※「Cloud Service Hub」は富士フイルムビジネスイノベーションの登録商標です。