
Google Workspaceの価格改定について
2025-01-16
Google Workspace、「Gemini Business」統合で3月17日に値上げへ(IT mediaより)
当社でも取り扱っているGoogleのグループウェア「Google Workspace」について、
2025年3月17日に価格改定が入ることが発表されました。
ビジネス用のアプリケーション・ライセンスが軒並み値上がりする中、ついにGoogleもか、という感じです。
ざっくりとした内容では、
Business Starterプランが月額680円→800円、
Business Standardプランが月額1360円→1600円、
Business Plusプランが月額2040円→2500円※すべて年間契約の場合の月額
のようにプランごとに上がるということです。
ただ、注目すべきなのは、今回の値上げが料金の変更だけでなく、サービスに含まれるものが変わる、という点です。
具体的に言うと、GoogleのAI「Gemini」がアドオンを申し込まなくても使えるようになります。
昨年の下半期あたりから、Google Workspaceを契約しているユーザーに対して、Workspace用のAIである「Gemini for Google Workspace」をオプションサービスとして
月額2260円(Gemini Businessプラン・年間契約の場合)で提供を開始していましたが、今回の値上げを機に、Business Standardプラン、Business Plusプランには
それぞれの基本料金月額にGeminiの利用料も含む形に統合されるとのことです。(Business StarterプランではGmailに関わる部分などに利用範囲が制限されます。)
詳しくはGoogleの公式ヘルプページをご覧ください。
この数ヶ月でさらに身の回りにAIを使える環境が増えてきましたが、ついには標準的なサブスクリプションにもAIが含まれるようになりました。
まだAIを試した方の中には、プロンプト(指示)の書き方に慣れず、期待した回答やレスポンスを得られないという方もいらっしゃいますが、
だんだんAI自体も進化し、使いこなす側の人間も指示の仕方や抑えるべきポイントがわかってきて、実用的になってきたと思います。
特に「Gemini for Google Workspace」では、よく見るAIと対話するチャットではなく、Googleドキュメントやスプレッドシートを取り扱う作業の中で
AIを活用することになるので、「何ができるのか」がまだ把握しづらい背景もありますよね。
文章の校正や記述した情報のグラフ化・可視化などはとても速いスピードで進化すると思われますので、そういった「人でもできるけど面倒なことを任せる」という
利用の仕方から始めると、AIの特性もわかりやすく、プロンプトの書き方にも慣れていけそうです。
ぜひ、AIの活用に二の足を踏んでいる方は、これを機に便利に使ってもらえればと思いました。