話題のコラムを読んで|サガス雑記

本当にどこでもつながる携帯電話への道

2025-01-23

Starlinkの高速通信を船上で提供、「フェリーWi-Fi」開始(KDDI ニュースリリース より)

KDDIのニュースリリースで、豪華客船の乗客に提供するWi-Fiについて、Starlinkを利用して
「フェリーWi-Fi」を提供するとの内容が発表されました。
あまりこういったインフラの専門的な知識があるわけではないのですが、そういえば大海原の上で豪華客船のインターネット環境や携帯電話の通話ってどうなっているんだろう?
と今さらながらに疑問に思いました。そこに来てStarlinkとの連携と聞けば、「そりゃそうだよな」と
納得したわけです。陸上にある通信拠点から距離が離れると電波が届かなくなるので、頭上に輝く衛星と直接通信するほうが常時接続を実現できますから。

昨年、KDDIはこの前段として、Starlink衛星との直接通信サービスのための電波発射許可を
総務省から得ていました。
今、海外ともインターネットがすぐに繋がる環境で、時間差すら感じないような通信が実現していますが、それは海底ケーブルなどがあるおかげです。
衛星を使った通信はこれまで一般ユーザーが利用するものではありませんでしたが、Starlinkのおかげで少しずつ身近な存在になりつつあります。

Starlinkといえば、紛争地域での通信や災害を受けた地域のインフラの一部として稼働しているという記事をこれまでに目にしました。
その性能と存在は認識していましたが、今回「サービス」として提供を始めるというところが進展なのでしょう。

昔、「イリジウム衛星携帯電話」というものがありました。(今もあります。)
これを初めて見たとき、携帯電話が衛星と通信して通話できることにかなり驚いた記憶があります。同時に、その携帯電話が非常にゴツいデバイスだったことも覚えています。
それと同様の通信が船上で簡単に利用できるようになる(auの契約者なら利用料がかからないらしいですよ)というのも、感慨深いものがありますね。
…まあ、豪華客船に乗る予定はありませんが。