- 動物病院では、たまに動物の毛が複合機のファンに詰まっていた、ということがありました。
- 最近は空気清浄機を置いているところが多く、同じような例はそれほど聞きません。それでも、設置場所は執務室と診療室なら、執務室のような影響の少ないところに置くことをおすすめします。
- 写真の印刷をされるところも多いようなので、1200dpiの高解像度で印刷できる機種のほうがおすすめです。
動物病院では、診療の記録や会計の書類、飼い主さんへの説明資料など、毎日いろいろなものを印刷します。基本的な使い方は、人の病院やクリニックと大きくは変わりません。 ただ、私たちが業界で40年近く、さまざまな業種に複合機を納めてきた中で、動物病院ならではのちょっとした注意点があると感じています。 このコラムでは、動物病院で複合機を選ぶときに知っておきたいことを、置き場所と、写真の印刷を中心にお伝えします。
1. 動物の毛が、ファンに詰まっていた例
動物病院では、たまに動物の毛がファンに詰まっていた、なんてことがありました。 複合機の中には、熱を逃がしたり、空気を入れ替えたりするためのファンが付いています。ファンは周りの空気を吸い込むので、空気中に舞っている細かなものも一緒に吸い込んでしまいます。
動物病院では、診療のたびに動物の毛が舞います。その毛が複合機のファンに少しずつたまり、詰まってしまうことがあったのです。ファンの働きが悪くなると、機械の中の熱がうまく逃げず、不調の原因になることもあります。ふだんのお手入れについてはコピー機の寿命を延ばすには?でご紹介しています。
2. 空気清浄機で減ったが、置き場所は選びたい
最近は空気清浄機を設置されているところが多く、そこまで同じような例は聞きません。それでも一応、設置場所は、執務室と診療室だったら、執務室のような影響の少ないところに置くことをおすすめします。 動物病院の多くで空気清浄機が使われるようになり、毛が複合機に詰まるような例は少なくなりました。ただ、毛が舞いやすい場所に置けば、それだけ影響を受けやすくなるのは変わりません。
複合機を置く場所を選べるなら、動物が出入りする診療室よりも、受付の奥の執務室のような、毛の影響が少ない場所がおすすめです。置き場所の電源や広さもあわせて確かめておきましょう。電源については複合機の電源とコンセントの注意点をご覧ください。
3. 写真の印刷が多いなら、1200dpiの高解像度を
動物病院では、写真の印刷をされるところも多いようなので、1200dpiの高解像度で印刷できるもののほうがおすすめです。 診療の説明に使う写真や、検査の画像、飼い主さんにお渡しするペットの写真など、動物病院では写真を印刷する機会が少なくありません。写真は、文字や表に比べて、細かな色や明るさの違いが仕上がりに表れやすいものです。
印刷の解像度が高いほど、写真の細かなところまできれいに表現できます。写真の印刷が多いなら、1200dpiの高解像度で印刷できる機種を選ぶと安心です。なお、印刷の解像度と、スキャンの解像度は別のものです。スキャンの解像度の選び方は複合機のスキャンの解像度と形式はどう選ぶ?で、色の再現についてはコピー機のカラーマネジメントとは?でご説明しています。
4. 基本の使い方は、クリニックと同じ
置き場所と写真の印刷を除けば、動物病院の複合機の使い方は、人のクリニックや診療所と大きくは変わりません。 受付での会計や書類の印刷、診療の記録、飼い主さんへの説明資料など、日々の使い方はクリニックとよく似ています。飼い主さんの情報を含む書類の扱いに気をつけることも同じです。
受付とバックヤードでの使い分けや、個人情報を残さない設定の考え方はクリニック・診療所の複合機選びで詳しくご説明しています。あわせてご覧ください。
5. 導入前に確かめておきたいこと
動物病院で複合機を選ぶときは、次のような点を導入前に確かめておくと安心です。
- 置き場所:診療室より、毛の影響が少ない執務室などに置けるか
- 写真の印刷:写真をよく刷るなら、1200dpiの高解像度で印刷できるか
- 色の出方:実際の写真のデータでサンプルプリントを出して確かめる
- 空気環境:空気清浄機などで、毛が舞いにくい環境になっているか
写真の仕上がりが気になる場合は、候補の機種でサンプルプリントを出してもらうのがいちばん確実です。サンプルを比べるときのポイントは複合機のデモ・ショールームで必ず試すべき7項目でまとめています。
結論: 執務室に置いて、写真は高解像度で
動物病院では、動物の毛が複合機のファンに詰まることがありました。空気清浄機の普及で同じような例は減りましたが、置き場所は診療室より執務室のような影響の少ない場所を選ぶのがおすすめです。
そして、写真の印刷が多いなら、1200dpiの高解像度で印刷できる機種を。そのほかの使い方はクリニックと同じように考えて大丈夫です。動物病院ならではのポイントを押さえて、長く安心して使える一台を選んでください。
動物病院の複合機に関するよくある質問(FAQ)
Q1. 動物の毛で、複合機が故障することはありますか?
たまに、動物の毛が複合機のファンに詰まっていたということがありました。最近は空気清浄機を置いている動物病院が多く、同じような例はそれほど聞きませんが、置き場所には気をつけたほうが安心です。
Q2. 動物病院では、複合機をどこに置けばいいですか?
執務室と診療室なら、執務室のような毛の影響が少ないところに置くことをおすすめします。動物が出入りして毛が舞いやすい場所は、なるべく避けましょう。
Q3. 動物病院で写真をきれいに印刷するには、どんな機種がいいですか?
写真の印刷が多いなら、1200dpiの高解像度で印刷できる機種がおすすめです。解像度が高いほど、写真の細かなところまできれいに表現できます。実際の写真のデータでサンプルプリントを出して確かめると、さらに安心です。
Q4. 動物病院の複合機選びは、人のクリニックと違いますか?
置き場所と写真の印刷を除けば、基本の使い方はクリニックや診療所と大きくは変わりません。受付や会計、診療の記録、飼い主さんの情報を含む書類の扱いなどは、クリニックと同じように考えて大丈夫です。
Q5. 導入前に、何を確かめておけばいいですか?
毛の影響が少ない場所に置けるか、写真をよく刷るなら1200dpiの高解像度で印刷できるか、実際の写真で色の出方を確かめたか、空気清浄機などで毛が舞いにくい環境かどうか、を確かめておくと安心です。

