コピー機を導入する際、最も重要な基本は「リース=機器代の分割払い(のようなもの)」「保守=アフターサービスのサブスクリプション」と切り分けて考えることです。 (1)リース料: リース会社へ支払う。動産保険は付くが、通常故障の修理費は含まれない。 (2)保守料(カウンター料): メーカーやサービス会社へ支払う。トナー代や修理技術料、部品代のすべてをカバーする。 (3)トータルコスト: 「リース月額」+「毎月の使用枚数に応じた保守料」の合計が、貴社の月々のランニングコストとなります。 仕組みを正しく把握することで、予算計画の精度を高め、予期せぬ出費を防ぐことができます。
1. 意外と知らない基本的なこと。「リース契約」と「保守メンテナンス」は別物です
お客様からご相談を頂く中で、「リース料金の中に保守料金が含まれている(一緒になっている)」と思われている方が非常に多くいらっしゃいます。 「リースだから修理はタダでしょ?」と言われることもありますが、実はここが大きな誤解の入り口です。
・リース契約: コピー機本体という「物」を借りるための金融的な契約です。
・保守メンテナンス: 機器を常に正常に動かすための「サービス(役務)」の契約です。
一部の特殊なセットプランを除き、この二つは目的も、料金の支払い先も別々です。この違いを知ることが、正しいコスト管理の第一歩となります。
2. リース料金はコピー機・複合機を借りる「だけ」の金額
リース料金は、リース会社がお客様に代わって機器を購入し、お客様がそれを借用する対価としてリース会社へ支払うものです。あくまで「機器の導入代金」であり、借りる「だけ」の費用です。
ただし、リース月額には「動産総合保険」の料率が含まれているため、火災や水災、落雷、盗難といった「偶発的な事故」による故障は保険でカバーできます。しかし、通常の使用で起こる部品の摩耗や、紙詰まりによる故障などの「自然故障」については、リース会社は一切保証してくれません。
3. リース月額の計算方法
毎月のリース料は、契約前の審査で提示される「リース料率(レート)」によって決まります。これは金利とは異なり、物件価格に対する「毎月の支払割合」を示すものです。期間は3年?6年が一般的ですが、5年(60回払い)が主流となっています。
【リース料計算の具体例】
導入する機器の金額が 100万円、5年契約の料率が「2.0%」と提示された場合:
1,000,000円 × 2.0% = 20,000円
→ この場合、毎月20,000円をリース料としてリース会社へ支払います。
※リース料率は、企業の業歴や業績、社会情勢によって変動します。契約期間終了後は、機器を返却するか、格安な年払いで「再リース」を続けるかを選択できます。
関連記事:リース満了後の「再リース」とは?
4. 業務用のコピー機・複合機には保守契約が必須
業務用複合機は数千の精密パーツで構成されているため、安定稼働には「保守への加入」が実質的に必須となります。保守に加入することで、毎日の点検や故障時の無償修理、部品交換が可能になります。
最も一般的なのが「カウンター保守契約」です。これは毎月の印刷枚数に応じて料金を支払う仕組みで、修理時の訪問費やパーツ代が含まれているほか、サガスの場合はトナーも無償で供給されます。
5. カウンター料金の算出方法
本体内蔵のカウンターが「1枚刷るごと」にカウントを行い、月ごとに集計します。これには「最低基本料金」という設定があり、全く使わない月でも、その最低額は発生します。
【計算シミュレーション】
設定:最低基本料金 1,000円、カラー 15円/枚、モノクロ 1.5円/枚
実績:カラー 500枚、モノクロ 2,000枚 印刷した場合
- ・カラー:500枚 × 15円 = 7,500円
- ・モノクロ:2,000枚 × 1.5円 = 3,000円
- 合計:10,500円
→ 基本料金の1,000円を上回っているため、請求額は10,500円となります。※下回る場合は、基本料金の1,000円が請求されます。
6. リースと保守を合算したトータルコスト
結局、毎月いくら払うのか?上記の例を統合してみましょう。
- (1) リース料金:20,000円(固定:機器代)
- (2) 保守料金:10,500円(変動:使用枚数分)
- 月間合計コスト:30,500円
このように、固定のリース料と、使う分だけ払う保守料の合算が、貴社のリアルなランニングコストとなります。枚数が増えれば保守料が増え、少なければ減るという構造です。
7. リース契約の申込み・お手続き方法から納品まで
サガスECショップ(www.sagas.co.jp)でのリース契約は、以下の7ステップで進行します。
- 商品選定: 「リース価格」の記載がある機種を選びます。オプション構成は別途相談可能です。
- 事前審査の申込み: 商品ページの【月額契約審査申込はこちら】より、フォームを送信します。
- 与信審査: フォーム内容に基づき、リース会社が審査を行います。※新規開業や個人事業主様の場合、書面での申込みが必要になる場合があります。
- 審査結果の連絡: 1〜3営業日程度で結果をご連絡します。ここで改めて正式発注の意思を確認させていただきます。
- 契約書の締結: 郵送された「リース申込書(原本)」に必要事項をご記入・ご捺印の上、サガスへ返送いただきます。
- 納品手配: 書類受領をもって注文完了となり、搬入設置の日程を調整させていただきます。
- 設置・検収: 設置完了後、リース会社からの電話確認(検収)をもって契約が正式に発効(スタート)します。
8. 保守契約の締結方法について
保守契約は、機器メーカーまたは指定のサービス会社と直接締結します。多くの場合、リース契約の手続きと並行してサガスが書類をご用意いたします。締結先によって用意する書類が異なるため、本体導入時に担当スタッフへ詳細をご確認ください。
