【この記事の要点:置き場所の環境、レスポンス、図面の3つで考える】
  • 工場では、設置先の環境が厳しいことがあります。ご本人たちはそれほど感じていなくても、埃・粉塵・湿気で給紙がうまくいかなかったり、紙詰まりが起きたりします。
  • 複合機は熱を持つので、ファンで冷却しています。そのため機械の中に粉塵を取り込みやすいものです。用紙はきれいな場所に保管し、複合機は粉塵が出る場所からできるだけ距離を取って置いてください。
  • 指示を出してから印刷までの時間が短いレスポンスの良い機器が好まれるかもしれません。図面もあるので、細線や細かい文字をきれいに出力できるものがおすすめです。

工場・製造業の複合機選び|埃・粉塵・湿気で多い紙詰まり

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工場の事務所で、作業場から離れた場所に複合機が設置され、図面を印刷している様子

図面、作業の指示書、検査の記録、出荷の伝票。工場では、ものづくりの現場を支える書類がたくさん刷られています。そして、その複合機が置かれている環境は、一般的なオフィスとは少し違います。 私たちは秋葉原の複合機専門店として、業界で40年近く、さまざまな業種に複合機を納めてきました。工場や製造業のご相談で感じるのは、置き場所の環境が、複合機の調子に大きく影響するということです。 このコラムでは、工場で複合機を選び、置くときに大切にしたいことを、設置の環境、レスポンス、図面の3つを中心にお伝えします。

1. 工場は、複合機にとって環境が厳しいことがある

工場系では、やはり設置先の環境が厳しいことがあります。ご本人たちはそれほど感じていなくても、埃、粉塵、湿気などで給紙がうまくいかなかったり、紙詰まりになったりすることがあります。 毎日その場所で働いている方にとっては、少しの埃や湿気は気にならないものです。でも、複合機にとっては、それが調子を崩すきっかけになることがあります。

工場のご相談でいちばん多いのは、紙詰まりです。湿気を吸った紙は波打ったり、くっつきやすくなったりして、機械の中でうまく送られなくなります。紙詰まりが何度も続くときの原因と対策は複合機の紙詰まりが何度も起きる原因と対策でまとめています。

2. 複合機は、冷却ファンで粉塵を取り込みやすい

複合機は熱を持つので、ファンによる冷却をしています。なので、機器の中に粉塵を取り込みやすいものです。その点をご存じない方も多いので、原因になりうることを説明するようにしています。 複合機は、トナーを紙に定着させるために、機械の中で熱を使っています。その熱を逃がすために、ファンで空気を取り込み、外へ出しています。

空気と一緒に、まわりの埃や粉塵も機械の中へ入っていきます。粉塵が多い場所に置くほど、機械の中に汚れがたまりやすくなります。複合機は空気を吸い込んでいる機械だと知っておくだけでも、置き場所の考え方が変わってくると思います。

3. 用紙はきれいな場所に、複合機は粉塵から距離を

できれば、影響の少ないところに置いてほしいですね。用紙はできるだけきれいな場所に保管するのはもちろん、粉塵が出る場所からはできるだけ距離を取っていただきたいです。 複合機を置く場所を決めるときは、作業場のすぐそばではなく、粉塵が出る場所からできるだけ離れたところを選んでください。事務所の中など、埃や湿気の影響が少ない場所があれば、そちらがおすすめです。

用紙も同じです。湿気や埃のある場所に置いておくと、紙そのものが紙詰まりの原因になります。用紙の保管のしかたはコピー用紙の保管と湿気でくわしくご説明しています。同じように埃の多い場所に置く例として、建設会社の現場事務所については建設会社の現場事務所に複合機を置くときのポイントもご覧ください。

4. 指示してすぐ出る、レスポンスの良い機器を

工場では、コピーやプリントの指示を出してから印刷にかかる時間が短い、レスポンスの良い機器が好まれるかもしれません。 現場の合間に指示書や図面を取りに来る方にとっては、複合機の前で待つ時間はできるだけ短いほうがいいものです。1分間に何枚刷れるかという速さだけでなく、指示を出してから1枚目が出てくるまでの速さも気にしておくと、使い心地が変わります。

レスポンスの感じ方は、カタログの数字だけではわかりにくいところです。導入の前に実機を触って確かめるときのポイントは複合機のデモ・ショールームで必ず試すべき7項目でご紹介しています。

5. 図面には、細線と細かい文字の出力を

工場では図面もあるので、細線や細かい文字の出力ができるほうがおすすめです。 製造の現場で使う図面には、細い線や小さな寸法の数字がたくさん書かれています。線がかすれたり、数字がつぶれたりすると、読み間違いのもとになりかねません。

図面を印刷することが多い工場では、細い線や細かい文字がきれいに出るかを、機種選びの段階で確かめておきましょう。実際に使っている図面のデータで試し刷りをしてみるのが、いちばん確実です。

結論: 置き場所まで含めて、止まらない一台を

工場では、埃・粉塵・湿気で紙詰まりが起きやすく、複合機は冷却ファンで粉塵を取り込みやすい機械です。用紙はきれいな場所に保管し、複合機は粉塵が出る場所からできるだけ距離を取って置いてください。

そのうえで、指示を出してすぐ出てくるレスポンスの良さと、図面の細線や細かい文字をきれいに出力できること。機種と置き場所の両方を考えることが、工場で止まらない複合機につながります。

工場・製造業の複合機に関するよくある質問(FAQ)

Q1. 工場の複合機で多いトラブルは何ですか?

いちばん多いのは紙詰まりです。埃や粉塵、湿気などで給紙がうまくいかなかったり、紙詰まりが起きたりすることがあります。毎日働いている方はそれほど感じていなくても、複合機には影響していることがあります。

Q2. なぜ粉塵が複合機に影響するのですか?

複合機は熱を持つので、ファンで冷却しています。空気と一緒にまわりの粉塵も取り込むため、機械の中に汚れがたまりやすくなります。ご存じない方も多いので、サガスでは原因になりうることを説明するようにしています。

Q3. 工場では、複合機をどこに置けばいいですか?

粉塵が出る場所からできるだけ距離を取り、埃や湿気の影響が少ない場所に置いてください。用紙も、できるだけきれいな場所に保管するのがおすすめです。

Q4. 工場向けに、どんな性能の複合機がいいですか?

指示を出してから印刷までの時間が短い、レスポンスの良い機器が好まれるかもしれません。図面を印刷するなら、細線や細かい文字をきれいに出力できるものがおすすめです。

Q5. 図面がきれいに刷れるか、どう確かめればいいですか?

実際に使っている図面のデータで試し刷りをしてみるのがいちばん確実です。細い線がかすれないか、小さな寸法の数字がつぶれないかを確かめておきましょう。

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