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複合機の紙詰まりが何度も起きる原因と対策|自分で取っていい範囲と、業者を呼ぶべきサイン

【この記事の要点:「いつもの紙で詰まるか」で原因が分かる】
  • 紙詰まりの主な原因は用紙の湿気、用紙の入れ方、紙の種類(薄すぎる紙・粘着性のある紙・厚紙)、ローラーの摩耗、紙粉の5つです。
  • いつもの紙をいつものトレイから通しているのに詰まるなら、機械のメンテナンスが必要な時期です。いつもと違う紙で詰まったなら、原因は使い方の側にあります。
  • 詰まった紙はマニュアルに書かれた方法で、見える範囲だけ取り除いてください。力任せに引っぱると部品が壊れることがあり、中には高温の部分もあるため、やけどのおそれもあります。

複合機のサイドパネルを開けて、詰まった用紙をマニュアルに従って取り除いている様子

「また紙が詰まった」。急いで資料を印刷したいときに限って、複合機が止まる。オフィスでいちばんよくあるトラブルの一つです。 私たちは秋葉原の複合機専門店として、業界で40年近く複合機の紙詰まりと付き合ってきました。紙詰まりには、使い方で防げるものと、機械の手入れが必要なものがあります。そして、その見分け方は意外と簡単です。 このコラムでは、紙詰まりが何度も起きる原因と見分け方、安全な取り方、そして予防のためにできることをお伝えします。

1. 紙詰まりの主な原因は5つ

紙詰まりの原因は、紙の側にあるもの(湿気、入れ方、紙の種類)と、機械の側にあるもの(ローラーの摩耗、紙粉)に分けられます。

原因 何が起きているか 自分で対処できるか
用紙の湿気 湿気を吸った紙が波打ったり反ったりして、うまく送られない できる(保管方法を見直す)
用紙の入れ方 入れすぎ、ガイドの合わせ忘れ、紙の向きの間違い できる(入れ直す)
紙の種類 薄すぎる紙、粘着性のある紙、厚紙など、機械に合わない紙を使っている できる(規格に合った紙を使う)
ローラーの摩耗 紙を送るゴムのローラーがすり減り、紙をつかめなくなる 業者に依頼(部品交換)
紙粉 紙から出る細かな粉がローラーにたまり、すべりやすくなる 業者に依頼(清掃)

紙の種類について詳しく言うと、特に注意したいのは薄すぎる紙、粘着性のある紙(ラベル用紙など、対応していないもの)、厚紙です。粘着性のある紙は、機械の中ではがれて内部の部品に貼り付くと、紙詰まりだけでは済まない故障につながることもあります。用紙のサイズや厚さの基本は用紙のサイズ・厚さ・種類の基礎知識でご説明しています。

2. 「いつもの紙で詰まるか」で、原因が分かる

いつも使っている紙を、いつもの給紙トレイから通しているのに詰まるなら、機械のメンテナンスが必要な時期です。いつもと違う紙を使ったときに詰まったなら、原因は使い方の側にあります。 紙詰まりが続くと、「機械が古くなったのか」「自分たちの使い方が悪いのか」と迷います。見分けるときは、まず詰まったときに使っていた紙を思い出してください。

  • いつもの紙・いつものトレイで詰まる:紙の側の条件は変わっていないので、ローラーの摩耗や紙粉など、機械の側に原因がある可能性が高いです。保守の窓口に連絡して、点検してもらうタイミングです。
  • いつもと違う紙を使ったときに詰まる:厚紙や封筒、ラベル用紙、別の銘柄の紙など、普段と違う紙を通したときに詰まったなら、紙が機械に合っていない可能性が高いです。

なお、いつもの紙でも、雨の日や梅雨の時期だけ詰まる場合は、湿気が原因のこともあります。紙の保管場所も合わせて見直してください。

3. 詰まった紙の正しい取り方。力任せは厳禁

詰まった紙は、マニュアルに書かれた手順で取り除くのが基本です。力任せに引っぱると部品が壊れることがあり、内部には高温になっている部分もあるため、やけどのおそれもあります。 紙が詰まると、つい見えている紙の端をつかんで引っぱりたくなります。ところが、無理に引っぱると、紙が途中で破れて奥に残ったり、紙を送る部品や爪を傷めたりすることがあります。紙詰まりを直そうとして、別の故障を起こしてしまうのです。

また、複合機の中には、トナーを紙に焼き付ける定着部のように、使っている間はかなり熱くなる部分があります。急いで手を入れると、やけどをするおそれがあります。

多くの複合機は、操作パネルに詰まった場所と取り方が表示されます。表示とマニュアルに従い、決められたカバーやパネルを開けて、紙をゆっくり取り除いてください。迷ったときは、まず保守の窓口に電話して、取り方を相談するのが安全です。

4. 自分で取っていい範囲と、業者を呼ぶべきとき

サイドパネルなどを開けて、目に見える範囲の紙は、マニュアルに従って取り除いてかまいません。見えないところに紙の一部が残っているときは、無理に触らず業者を呼んでください。

自分で取っていい範囲

複合機のサイドパネルや給紙トレイを開けて、紙が見える範囲であれば、マニュアルの手順に従ってご自身で取り除いていただいてかまいません。

業者を呼ぶべきとき

  • 紙を取り除いたのに、紙詰まりの表示が消えない
  • 紙が途中で破れて、一部が奥に残っている
  • 紙が見えないところに入り込んでいる
  • いつもの紙で、何度も詰まる

特に、紙の切れ端が見えないところに残っている場合は、奥に手や道具を入れて取ろうとしないでください。部品を傷めたり、やけどをしたりするおそれがあります。保守の窓口に連絡すれば、安全に取り除いてもらえます。焦げ臭いにおいがするときは複合機が焦げ臭いときの対処も参考にしてください。トラブル全般の対処の考え方はよくあるコピー機トラブルと対策もあわせてご覧ください。

5. 紙詰まりを減らすためにできること

いちばん効くのは、機械の規格に合った紙を使うことです。使えるか分からない紙は、使う前にメーカーや販売店に相談してください。

  • 規格に合った紙を使う:複合機ごとに、使える紙の厚さや種類が決まっています。マニュアルや仕様表で確認できます。
  • 使えるか分からない紙は、先に相談する:特殊な紙を使いたいときは、試す前にメーカーや販売店に聞くのが確実です。
  • 紙を湿気から守る:開封した紙は包装に戻すなどして、湿気の少ない場所に保管します。
  • 正しく入れる:トレイの上限の線を超えて入れない、用紙ガイドを紙の端に合わせる、といった基本を守ります。

日常の手入れで機械の調子を保つ方法はコピー機の寿命を延ばすメンテナンスハックにまとめています。

6. 保守契約があれば、気兼ねなく呼べる

保守契約を結んでいれば、紙詰まりのような小さなトラブルでも、修理費を気にせず業者を呼べます。 中古で導入した複合機などでは、保守契約を結んでいないケースも少なくありません。保守契約がないと、業者を呼ぶたびに修理費がかかるため、「紙詰まりくらいで呼ぶのは」とためらってしまいがちです。そして、無理に自分で直そうとして、かえって故障を広げてしまうことがあります。

保守契約に入っていれば、契約の範囲内で対応してもらえるので、気兼ねなく相談できます。紙詰まりが続く機械ほど、早めに点検を受けることが、結果的に大きな故障を防ぎます。保守契約の選び方は複合機のアフターサービスでご説明しています。

結論: 紙を疑い、次に機械を疑う

紙詰まりが続いたら、まずそのとき使っていた紙を確かめてください。いつもと違う紙なら、紙を規格に合ったものに戻す。いつもの紙で詰まるなら、機械の点検が必要な時期です。

詰まった紙は、マニュアルに従って見える範囲だけ取り除き、見えないところに残ったら無理をせず保守の窓口へ。力任せとやけどにはくれぐれも注意してください。

点検しても紙詰まりが減らない古い機械なら、入れ替えも選択肢の一つです。その判断は年数ではなく、毎月の費用で考えるのがおすすめです(買い替え時期の考え方)。入れ替えの比較材料として、カウンター料金0円で5年保証が付くHP E786dnの条件も見ておくと判断しやすくなります。

複合機の紙詰まりに関するよくある質問(FAQ)

Q1. 複合機の紙詰まりが何度も起きるのはなぜですか?

主な原因は、用紙の湿気、用紙の入れ方、紙の種類(薄すぎる紙、粘着性のある紙、厚紙など)、ローラーの摩耗、紙粉の5つです。いつもの紙で詰まるならローラーの摩耗や紙粉など機械の側、いつもと違う紙で詰まるなら紙の側に原因がある可能性が高いです。

Q2. 詰まった紙を引っぱって取ってもいいですか?

力任せに引っぱるのは避けてください。紙が破れて奥に残ったり、部品が壊れたりすることがあります。また、内部には高温になっている部分があり、やけどのおそれもあります。操作パネルの表示とマニュアルの手順に従って、見える範囲の紙をゆっくり取り除いてください。

Q3. 紙の切れ端が奥に残ってしまいました。どうすればいいですか?

見えないところに残った紙は、無理に取ろうとせず、保守の窓口に連絡してください。奥に手や道具を入れると、部品を傷めたり、やけどをしたりするおそれがあります。

Q4. 使いたい紙が、複合機で使えるか分かりません。

マニュアルや仕様表で、使える紙の厚さや種類を確認してください。それでも分からない場合は、試す前にメーカーや販売店に相談するのが確実です。粘着性のある紙など、対応していない紙を通すと、紙詰まりだけでなく故障につながることがあります。

Q5. 紙詰まりくらいで業者を呼んでもいいのですか?

保守契約に入っていれば、遠慮なく呼んでください。契約の範囲内で対応してもらえます。いつもの紙で何度も詰まる場合は、ローラーの摩耗など機械の側に原因があることが多く、早めの点検が大きな故障を防ぎます。

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