カウンター保守とキット保守

1.保守契約とは?

コピー機/複合機をリースで導入すると、同時に「保守契約」を結ぶことになります。
保守契約は、消耗部品の交換や修理を含むメンテナンス契約のことで、主として「カウンター保守方式」・「キット保守方式」があります。そのほか、「年間保守方式」・「スポット保守方式」があります。 ここでは、主にカウンター保守契約とキット保守契約の違いを見ていきましょう。
保守契約とは?

2.カウンター保守契約

カウンター保守契約は、本体リースとは別に、契約時にカウンター料金(=モノクロとカラーそれぞれ1枚あたりの料金)が設定され、印刷枚数によって月々の保守料金が変動する契約です。

カウンター保守には基本料金(最低料金)が設定されていて、まったく使用しない場合も月々支払いが発生します。業務用複合機で多くの企業が採用している一般的な保守契約で、月々の印刷枚数が少なくても500枚以上に適した保守契約です。
カウンター料金には、トナー、消耗部品代などのほか、故障や部品交換などのメンテナンス費用(出張料金・人件費含む)が含まれており、毎月のカウンター(使用枚数)検針により、利用料金が変動します。用紙は別途ご購入いただく必要があります。
印刷速度 15枚 20枚 30枚 40枚 50枚
月の印刷枚数 〜1,000枚 1,000〜3,000枚 3,000〜6,000枚 6,000〜10,000枚 10,000〜30,000枚
カウンター料/枚 カラー20円/白黒3.0円 カラー18円/白黒2.0円 カラー16円/白黒1.5円 カラー14円/白黒1.3円 カラー12円/白黒1.2円
月間リース料相場 6,000円/月〜 11,000円/月〜 17,000円/月〜 20,000円/月〜 22,000円/月〜
本体の相場 30万円 60万円 90万円 110万円 120万円
※当社調べの市場の平均的な価格となります。

3.キット保守契約(コピーキット保守契約)

キット保守契約とは、本体リースとは別に、トナー(コピーキットと呼ぶ場合があります)をご購入いただく方式です。トナー料金に保守の費用が含まれており、トナーキット購入都度、メンテナンスが実施されます。 メンテナンス会社から購入したトナーを使用している間(最長5年間)はメンテナンス契約が継続し、トナーを補充発注することで契約が更新されます仕組みです。

尚、トナーをご購入いただくことで受けられるサービスのため、非正規トナーをご利用になると保守が切れてしまいます。ご注意ください。
(例:ネットショップのリサイクルトナーなど)
使用しない期間があるなど毎月の印刷枚数が一定でない場合や、単純に枚数が少ない場合に向いている方式です。枚数の目安はおおよそ400〜500枚以下/月間です。用紙は別途ご購入いただく必要があります。
通常のトナー価格(メンテナンス込み)は、モノクロの場合が想定枚数「3,000枚で2万5千円」ほど。カラーですと「1,500枚で1万2千円」前後になります。

【キット保守契約シミュレーション】
キット保守契約シミュレーション

4.カウンター方式のメリット・デメリット

カウンター方式のメリットは、ベタ率が何%であろうと1枚の単価が決まっている点です。毎月の印刷枚数が多いほど、ランニングコストがおさえられます。またトナーが無料なので、都度料金が発生しないのもポイントです。
デメリットは、コピー機の使用有無にかかわらず毎月のカウンター料金が発生すること。あまり印刷をしない場合には割高になってしまいます。

5.キット方式のメリット・デメリット

キット方式のメリットは、印刷をしてもしなくてもトナーが残っている間は費用が発生しません。印刷をあまりしない企業にとって、お得な仕組みになっています。

デメリットは、印刷枚数が多ければ多いほど、キット購入サイクルが早まり、コストが高くつきます。
また、モノクロトナーの場合、1本で3,000枚程度の印刷基準は、メーカーによって異なりますが、A4で5%から6%で計算されています。つまり「真っ白な用紙にベタ率が5%から6%で3,000枚T印刷可能ということです。企業で印刷する見積書や請求書は5〜6%を超える確率が高いので、 トナーの減少率も上がります。
信販系やその他のリース会社は、お金に関する情報が少なく、返済されないリスクを考慮し手数料を高く設定しています。リース料率については、どのリース会社でも、大きな差がありません。

6.カウンターやキット方式以外の年間保守契約・スポット契約

これまで見てきたカウンターやキット以外にも、年間保守契約・スポット保守契約があります。これらの契約は、消耗品を使用しない、定期的メンテナンスの頻度が比較的少ないシステム機器(パソコンやモニター)やレーザープリンタ等で使用されるケースがほとんどです。

年間保守契約は、定期メンテナンス・修理発生時の年単位での保守契約し、消耗品は都度購入する方式です。つまり、キット方式の場合はメンテナンス込みの契約でしたが、保守契約の場合、消耗品は別売ということです。 レーザープリンタの場合、保守契約では、メンテナンス費用は保守契約に含まれますが、トナーや感光体ユニット(ドラム)は保守契約に含まれず、顧客の自己負担となります。
また、リサイクルトナーなどを使用した場合は保守対象外になり、有償修理になることがあるので注意が必要です。一度契約を切ってしまうと再加入はできないので、使用頻度が高い業務用レーザープリンタなどは使用している限り契約更新することが一般的です。
新品の複合機・コピー機を購入して最初の1年は、基本的に年間保守契約は無償となりますが、そこから先は毎年契約を延長更新し、最大5年まで年間保守契約を続けることができます。

一方、スポット契約とは、文字通り、故障などが発生した時にその都度修理依頼をする保守契約で、サービススタッフの出張料金、部品代、工賃やトナー等の消耗品は必要都度支払います。費用は修理依頼をした時しか発生しませんが1回あたりの修理代は割高で、 すぐに出張修理対応ができないこともあります。
その都度費用がかかるので、交換部品によっては高額修理になるリスクがあります。複合機などの精密機器は、通常の使い方をしていても消耗部品の交換や機器内の清掃が発生します。使用頻度が少ない場合や保守契約対象外(耐用年数の過ぎた複合機・メンテナンスや販売店以外 の中古市場から購入のコピー機/複合機等)の場合は、スポット契約を適用されことが多いです。

7.まとめ

●カウンター保守契約
・業務用複合機を導入するときに結ぶ一般的な保守契約
・対象機種が多く、機種の購入代金の値引き幅も広い
・月々の保守料金が印刷枚数によって変動する。(=カウンター料金)
・消耗部品や出張料金、工賃はカウンター料金に含まれる

●キット保守契約
・月の印刷枚数が500枚未満の場合に適した保守契約
・メンテナンス会社から購入したトナーキットを使用している間は修理や消耗部品の交換などの保守が受けられる
・消耗部品や出張料金、工賃はトナーキット代に含まれる
・対象機種が限られているが、機種代金が比較的安価なのものが多い

●年間保守契約
レーザープリンタなどを購入した場合に一般的な保守契約
年単位でメンテナンス契約を結び、途中加入はできない
出張料金、工賃、一定の消耗部品代は保守契約に含まれる
トナーや感光体ユニット(ドラム)は保守契約に含まれない。⇒別途購入が必要

●スポット契約
中古機器や使用頻度が極端に少ない場合の保守契約
故障が発生した都度、修理代(出張代・工賃・部品代)を支払う
修理代は割高になり、即日対応ができない場合もある。(交換部品によっては高額修理となる可能性がある)

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