【この記事の要点:リース審査突破と代替案の最適解】

リース審査は、単なる「年収」ではなく「営業の実態」と「過去の支払い実績」が問われます。 (1)審査の壁: 新設法人や、飲食・エステ・ITなどの「動きの早い業種」は厳しめに判定される傾向があります。 (2)突破の鍵: 開業届や公共料金の領収書など、営業実態を証明する資料を積極的に提示することが有効です。 (3)否決後のルート: リースが通らなくても、審査基準が緩やかな「割賦(分割払い)」や、審査不要の「レンタル」、クレジットカード決済など、導入方法は多岐にわたります。 35年以上の実績を持つサガスが、お客様の状況に合わせた「最善の導入経路」を導き出します。

1. コピー機/複合機をリース契約審査

コピー機や複合機をリースで導入するためには、リース会社が独自に行う「与信審査」に通過しなければなりません。この審査は、多くの企業では問題なく通過する一方、新設法人や個人事業主の方にとっては不利な判定が出てしまうケースも少なくありません。

今回は、どのような基準で審査が行われ、なぜ否決されるのか、そして万が一通らなかった際にどのように立ち回るべきか、その詳細を深く掘り下げます。

リース審査の不安を解消するために

2. リース契約の審査には「信用」が必要

リース契約は5年から7年という長期間にわたる契約です。リース会社は、その期間中、確実にお客様から料金を回収できる「確信」を求めています。つまり、審査とは「お客様の支払い能力を客観的に評価する作業」に他なりません。

既に数年の業績があり、社会的信用が積み上がっている企業は問題ありません。しかし、新規事業者など「信用の証拠」が乏しいケースでは、リース会社は判断材料が足りずに否決という結論を出しがちです。ここで重要なのは、「悪い情報がないのであれば、積極的に良い情報をアピールする」という姿勢です。

具体的には、テナントの賃貸借契約書、開業届、過去の公共料金の引き落とし実績など、「ビジネスを実際に運営している実態」を示す資料をかき集めて提出してみましょう。主観的な説明ではなく、客観的な証拠を提示することが、リース審査攻略の第一歩となります。

3. コピー機・複合機リースの審査が通るポイント

リース審査の基準は非公開ですが、35年以上の業界経験から、重視される「4つのポイント」が明確になっています。コピー機は車などのリースに比べると金額が少額なため、基準は若干緩やかだと言われていますが、それでも以下の点は厳格にチェックされます。

(1) 審査ポイント:業績と継続性
最も強力な武器は『設立3年、2期連続黒字』の実績です。これがあれば通過率は極めて高くなります。ただし、設立3年未満であっても、代表者個人の信用情報(クレジットカードの利用歴など)に問題がなければ、多くの場合で審査を通過することが可能です。ここでも「経営の実態」を証明する開業届等の提出が有効です。

(2) 審査ポイント:業種特性
美容、エステ、風俗、飲食業などは、起業しやすい反面、短期間での閉店も多いため、審査は慎重に行われます。IT関連業も、固定資産が少なく差し押さえる対象が乏しいため、厳しく見られる傾向があります。一方で、医師、弁護士、公認会計士などの士業や国家資格が必要な業種は、社会的信頼性が高く、審査は非常に通りやすいのが特徴です。

(3) 審査ポイント:滞納の有無(信用情報)
法人、個人を問わず、支払いの滞納履歴があれば致命的です。クレジットカードやローンの支払いが3ヶ月以上滞ると「ブラックリスト」に近い扱いとなり、審査通過は困難になります。不安がある場合は、審査を申し込む前にCIC(指定信用情報機関)で自分自身の情報を開示請求し、現状を把握しておくことをお勧めします。

(4) 審査ポイント:代表者の年齢と背景
代表者が高齢(リース満了時に70歳超)の場合や、20歳未満などの若年層の場合、連帯保証人を求められるケースが大半です。ただし、親族が同業を経営しており、事業継承や独立の実態が明確であれば、単独で通ることもあります。

4. リース審査・与信で必要な書類

審査は「法人」または「個人事業主(屋号)」での申し込みとなります。会社員やフリーターなどの「イチ個人」では、業務用コピー機のリースを組むことはできません。主に以下の書類が必要になる場合があります。

  • 会社経歴書(パンフレット等)
  • 財務諸表(貸借対照表・損益計算書)
  • 直近の決算書類
  • 代表者の印鑑証明
  • 履歴事項全部証明書(商業登記簿謄本)

5. コピー機・複合機の主なリース会社と料率

リース会社は「銀行系(みずほ、三井住友など)」「独立系(オリックスなど)」「信販系(オリコ、セゾンなど)」に大別されます。銀行・独立系は口座情報を把握しているため審査精度が高く、その分料率(利息に相当する手数料)を安く抑えられる傾向があります。

【参考:リース期間別・標準料率の市場相場】

リース契約期間 リース料率(目安)
3年リース(36回払) 3.1% 〜 3.2%
4年リース(48回払) 2.5% 〜 2.6%
5年リース(60回払) 1.9% 〜 2.0%
6年リース(72回払) 1.6% 〜 1.7%
7年リース(84回払) 1.3% 〜 1.4%

※上記は市場の平均的な料率です。審査結果や物件金額により変動します。

6. リースが通らない場合の5つの対処方法

一度リース否決の通知が届いても、複合機導入を諦める必要はありません。リース会社を変える「再審査」もありますが、審査結果は一定期間共有されるため、以下の代替案を検討するのが現実的です。

(1) レンタルプランの活用
レンタルは機器を「借りる」契約で、リースよりも審査基準が大幅に緩やかです。短期間の利用も可能なため、新設法人様が「まずは実績を作るまで」の繋ぎとして利用するケースも多い導入方法です。

(2) 割賦(かっぷ)販売での導入
分割払いによる購入契約です。リース会社ではなくメーカー系のファイナンス会社などが引き受けることが多く、リースの審査基準とは異なる角度で判定されるため、リースがダメでも割賦なら通る、というケースは珍しくありません。

(3) 銀行借り入れ(制度融資等)
銀行から事業用資金として融資を受け、機器を一括購入します。リースのような解約制限がなく、最初から自社資産になるメリットがあります。融資の審査は必要ですが、創業融資などを活用できる場合があります。

(4) クレジットカード決済
サガスECショップでは、クレジットカードによる「一括・分割・リボ払い」が可能です。カード自体の限度額内であれば、リース審査を介さずに最新の複合機を導入できます。ポイント還元等のメリットも得られます。

(5) 中古機の購入
新品にこだわらなければ、数世代前のモデルを安価に一括購入する方法もあります。ただし、保守サービスが継続できるか、消耗品の供給は安定しているかなど、専門店での確認が不可欠です。

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