コピー機・複合機の省エネ対策

1.クラウド連携の強化

多くの業務がクラウド化される中、コピー機・複合機との連携も強化されています。
ドキュメントをスキャンして直接クラウドストレージサービス(例: Google Drive、Dropbox、OneDriveなど)にアップロードできます。
これにより、重要な文書やデータをクラウド上で簡単にアクセスできる様になります。
また、クラウドストレージに保存されている文書を複合機から印刷できます。
クラウド

2.セキュリティの強化

データ漏洩などのセキュリティリスクへの対策が強化されており、高度な認証機能や暗号化技術が搭載されるようになっています。
中小企業にとっても、情報保護は極めて重要であるため、この機能は今後の選定で重視されるポイントとなるでしょう。
具体的にコピー機・複合機に備わっている機能には以下の物があります。

セキュリティ
ユーザー認証機能:
ユーザー認証機能を活用して、複合機の利用を許可するユーザーを制限できます。
ユーザー名とパスワード、またはIDカードを使用してアクセスを制御します。

ユーザー設定のカスタマイズ:
ユーザーごとにアクセス許可や制限を設定できます。必要なユーザーにのみ特定の機能やデータへのアクセスを提供します。

暗号化:
複合機がデータを送信または保存する際に、データを暗号化することで、データの保護を強化できます。
SSL/TLSなどのセキュアな通信プロトコルを使用することも有効です。

データの自動削除:
データの保管期間が終了した場合、複合機がデータを自動的に削除する機能があります。
これにより、不要なデータが漏洩するリスクを低減できます。

セキュアなプリント:
印刷ジョブをセキュアに保つために、ユーザーが印刷を開始する前に認証を行うセキュアプリントという機能があります。
この機能を使用すると、印刷ジョブは認証されたユーザーにのみ提供されます。

ファイルアクセス制御:
特定のファイルやフォルダへのアクセス権を細かく設定し、機密情報への不正アクセスを防ぎます。

イベントログの監視:
複合機のイベントログを監視し、不審な活動を検出するためにセキュリティ情報およびイベント管理(SIEM)ツールが使用できます。

ソフトウェアアップデート:
複合機のファームウェアやソフトウェアを最新のバージョンにアップデートし、セキュリティの脆弱性を修正します。

3.エコロジー対応

環境への配慮が強まる中で、エネルギー効率の良いコピー機・複合機の開発も進んでいます。
リサイクル材の使用やエネルギーセーブモードの充実など、エコロジー対応の機種が増加しています。

コピー機・複合機のエネルギー消費を最小限に抑えるために、省エネルギーモードやスリープモードを活用します。
また、自動電源オフ機能を設定し、アイドル状態の際に電源を切ることで電力の無駄を防ぎます。
エコ

4.AIの活用

AI技術の進展により、機械学習を用いた高度な自動化や予測メンテナンスが可能になりつつあります。
トナーの残量や故障の予兆を自動で検知し、事前に対処することでダウンタイムの削減が期待されています。

また、スキャンされた文書や画像を認識し、テキスト情報を抽出することができます。
文書を自動的にカテゴリに分類したり、整理するのに役立ちます。これにより、ドキュメント管理が簡素化され、検索性が向上します。

5.リモートワークへの対応

テレワークの普及に伴い、自宅からのリモート操作が必要とされるケースが増えています。
そのため、遠隔地からの操作を容易にする機能が搭載された機種が増えているのが特徴です。

また、スキャンされた文書や画像を認識し、テキスト情報を抽出することができます。
文書を自動的にカテゴリに分類したり、整理するのに役立ちます。これにより、ドキュメント管理が簡素化され、検索性が向上します。

6.まとめ

2023年のコピー機・複合機市場は、テクノロジーの進化とともに多岐にわたるニーズに応える動きが強まっています。
クラウド連携、セキュリティ強化、エコ対応、AI活用、リモートワーク対応など、今後のビジネスに必須の機能が搭載されつつあります。

経営者や個人事業主の方々は、これらのトレンドを踏まえた上で、自社に合ったコピー機・複合機の選定が求められるでしょう。
市場が提供する最新の機会を活用し、今後の成長につなげる戦略を立てていくことが重要です。

※ご紹介の機能が、現在販売されているすべてのコピー機・複合機に装備されているとは限りません。 使いたい機能などご要望をお聞かせください。
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