業務用複合機のトナー 業務用コピー・複合機のトナーとプリンタートナーの種類について

1.業務用コピー・複合機のトナーについて

業務用複合機の場合は、機器の導入と同時にたいてい保守契約に加入する事となり、その保守契約はほとんどが「カウンター方式」となります。
カウンター方式の保守契約の場合、トナーは無償で供給されますので別途購入する必要はありません。
トナーは定期的に保守業者から供給されます。
中古の場合は、その限りではありません。

もし、トナーが切れてしまい、緊急で必要になりネット販売などで購入しても、基本その購入代金の補填はしてもらえませんのでご注意ください。
大量に印刷する予定がある場合はあらかじめ、保守業者より予備トナーを補充してもらいましょう。

メーカー保守の場合は、トナーは当然純正品が供給されますが、販売店が独自に保守をしている場合には稀に、リサイクルトナーを使用している事がありますので保守契約時に確認をした方が良いでしょう。

2.プリンターのトナーについて

トナーの代金も含まれているカウンター保守契約のないプリンターの場合は、トナーはなくなり次第購入する形となります。
ここで気を付けて頂きたいのが保証期間内や延長保守契約中に、安価だからと言ってリサイクルトナーを使用した場合には無償保証・保守の対象外となってしまう事があります。基本的には対象外となります。

粗悪なリサイクルトナーの使用により、トナー漏れが発生して機械が壊れてしまったり、きれいにプリントができない状態になってしまう事もあります。
このようにメーカー指定外のリサイクルや汎用品のトナーが起源となった故障は、保証期間内や保守に入っていても有償修理となります。
本当によくあるトラブルですのでご注意ください。

3.トナーの種類について

ここまでトナーについて、純正・リサイクルといった言葉を使ってきましたが、何が違うのかをご説明します。
トナーの種類として、「純正」・「海外純正」・「汎用」・「リサイクル」の4種類があります。

純正トナー
こちらは複合機やプリンターを製造しているメーカー(キヤノンやリコーなど)が製造販売しているものを差します。
メーカーが製造しているため、品質に問題はなく安心して利用できます。

純海外正トナー
こちらは複合機やプリンターを製造しているメーカーが海外で製造販売しているもので、業者が輸入して販売しています。
メーカー純正と品質は変わらず若干安価ですが、トナーに不具合があっても国内販売品ではないため、メーカーでは対応はしてくれませんのでご注意ください。
最近はあまり販売している物を見かけなくなりました。

汎用品トナー
こちらは複合機やプリンターを製造しているメーカー以外が製造している物で、「ノーブランド品」とも言われています。
純正品より安価ですがリサイクル品よりは高価です。

リサイクルトナー
こちらは使用済みの空トナーボトルや、カートリッジに新たにトナーの粉を補充したものです。
たいていのトナーが純正品の半額程度で購入できますので、かなりのランニングコスト削減ができます。
また、カートリッジの再利用という面から、地球環境保護・SDGsへの貢献など価格だけではない良い面もあります。

しかしながら、カートリッジを再利用しているため不具合が発生することもあります。
昔に比べ頻度は多くはありませんが、製品トラブルや業者による品質や不具合があった場合の対応に差があったりします。
リサイクルトナーが原因による機械の故障に対応してくれる業者もあれば、トナーの交換のみで機械の故障には関与しない業者もありますので購入前に確認しましょう。

安心して利用したい場合は純正トナーをお勧めします。


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