- 開業時のリースは、多くの場合代表者の連帯保証が必須です。場合によっては第三者の保証を求められることもあり、開業届や事務所の賃貸契約など、事業の準備を示す書類が必要になります。
- リースが難しい場合は購入という選択肢があります。サガスではクレジットカードでの購入にも対応しています。
- 最初の1台は、高い機種よりオプションを後から足せるエントリー機がおすすめです。リースとは別に、FAX用の電話回線やLANの準備を見落とさないようにしてください。
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「来月開業するので、複合機をリースで入れたいのですが、開業したばかりでも大丈夫ですか?」。こうしたご相談を、私たちはよくいただきます。リースなら、開業資金の負担を軽くできるからです。 私たちは秋葉原の複合機専門店として、業界で40年近く、多くの会社や個人事業主の開業に立ち会ってきました。開業直後のリースには、実績のある会社とは違う準備が必要です。 このコラムでは、開業直後のリースの審査で求められることと、リースが難しい場合の選択肢、最初の1台の選び方、そして見落としがちな設置の準備についてお伝えします。
1. 開業時のリースは、資金の負担を軽くできる
開業のときに複合機をリースで入れたいというご相談はよくあります。まとまった購入資金を用意しなくても、毎月のリース料で導入できるからです。 開業の準備には、事務所の契約、内装、パソコンや電話、備品と、何かとお金がかかります。業務用の複合機を購入すると、まとまった資金が必要になります。リースなら、その費用を契約期間にわたって毎月のリース料として払っていけるので、開業時の資金の負担を軽くできます。
リースの基本的な仕組みはリース契約完全ガイドで、リースと購入で会計の処理がどう変わるかは複合機の勘定科目と仕訳でご説明しています。
2. 開業直後の審査で求められる、保証と書類
開業直後のリースでは、多くの場合、代表者の連帯保証が必須になります。場合によっては第三者の保証が必要になることもあります。また、事業の実績がまだないため、本当に事業を始める準備をしていることを示す書類が求められることがあります。 リースの審査では、契約期間にわたってきちんとリース料を払えるかが見られます。実績のある会社なら決算書などで判断できますが、開業したばかりの会社や個人事業主には、まだその材料がありません。そのため、次のような形で補うことになります。
保証
- 代表者の連帯保証:開業時のリースでは、多くの場合必須です。
- 第三者の保証:場合によっては、代表者とは別の方の保証を求められることもあります。
事業の準備を示す書類
| 書類 | 求められることが多い場合 |
|---|---|
| 開業届の写し | 個人事業主として開業する場合 |
| 事務所の賃貸契約書の写し | 事業を行う場所があることを示すため |
| 業種ごとの登録証明 | 士業など、管轄する官公庁への登録が必要な専門職の場合 |
| 登記簿の写し | 法人として開業する場合 |
どの書類が必要になるかは、リース会社や契約の内容によって異なります。開業の準備と並行して、書類をそろえておくと手続きがスムーズです。リースの審査全般の考え方や、審査に通らなかった場合の対処法はリース審査・与信のコラムで詳しくご説明しています。
3. リースが難しいときは、購入やカード払いも
リースの審査が難しいお客様には、基本的に購入をおすすめしています。サガスでは、クレジットカードでの購入にも対応しています。 保証や書類の条件がそろわず、リースが難しい場合もあります。そうしたお客様には、購入という選択肢をご案内しています。その際は、できるだけ費用を抑えながら、お客様の要望をかなえられる機種をおすすめするようにしています。
また、サガスではクレジットカードでの購入も可能です。複合機の販売店では、カード決済に対応していないところも多いので、開業時の支払い方法の選択肢として覚えておくと便利です。
4. 最初の1台は、オプションを足せるエントリー機で
開業時は、何から選べばいいか分からないというご相談が多くあります。最初から高い機種に決め込むより、オプションが充実したエントリー機を選び、必要になったら後から足す方法がおすすめです。 開業のときは、これまで複合機を選んだ経験がない方も少なくありません。「何を基準に選べばいいのか分からない」というご相談をよくいただきます。そこでサガスでは、新規導入におすすめの機種をご用意しています。
最初の1台で大切なのは、凝りすぎないことです。事業が始まってみないと、どのくらい印刷するのか、どんな機能が必要なのかは分からないものです。最初から高い機種を入れるより、オプションが充実したエントリー機を選んでおき、仕分けやホチキス止め、給紙トレイの追加などが必要になったら、後から足せば十分です。
また、事業が成長して今の機械では足りなくなった場合には、レベルアップ契約で入れ替える方法もあります。最初の1台で将来のすべてを見越す必要はありません。印刷の量から適した機種を考える方法はコピー機の選び方でご説明しています。
5. 見落としがちな、電話回線とLANの準備
リースの契約とは別に、複合機を使うための環境の準備が必要です。FAXを使うなら電話回線の契約が、プリントやスキャンにはLANの環境が必要ですが、新規開業ではこれらを見落としていることがよくあります。 新しい事務所では、ゼロから環境を整えることになります。複合機を置けば使えると思われがちですが、実際には次の準備が必要です。
- FAXを使うなら、電話回線の契約:FAXには電話回線が必要です。開業日に間に合うように、回線を申し込んでおきます。
- プリントやスキャンには、LANの環境:パソコンから印刷したり、スキャンしたデータをパソコンに送ったりするには、社内のネットワークが必要です。
- 配線の工事:複合機を置く場所まで、電話線やLANケーブルを引く工事が必要になることもあります。
複合機が届いても、回線やネットワークが整っていなければ使えません。事務所の内装や電話の手配と同じタイミングで、複合機の環境も一緒に準備しておくと安心です。
6. 開業時の複合機準備チェックリスト
- 支払い方法:リースにするか、購入にするか(クレジットカード払いも含めて)。
- 保証:代表者の連帯保証の準備。第三者の保証が必要になる可能性も確認する。
- 書類:開業届、事務所の賃貸契約書、業種ごとの登録証明、登記簿の写しなど。
- 機種:最初はオプションを足せるエントリー機で十分か。
- 電話回線:FAXを使うなら、開業日までに回線を契約したか。
- LANと配線:ネットワークの環境と、設置場所までの配線の準備はできているか。
結論: 保証と書類をそろえ、無理のない1台から始める
開業したばかりでも、複合機のリースは検討できます。ただし、多くの場合は代表者の連帯保証が必要で、事業の準備を示す書類も求められます。リースが難しい場合は、購入やクレジットカード払いという選択肢もあります。
最初の1台は、凝りすぎずにオプションを後から足せるエントリー機から。そして、リースの手続きとは別に、電話回線とLANの準備も忘れずに。事業が育ったら、そのときに合った機械へ入れ替えればいいのです。
開業時の複合機リースに関するよくある質問(FAQ)
Q1. 開業したばかりでも、複合機はリースできますか?
検討できます。ただし、事業の実績がまだないため、多くの場合は代表者の連帯保証が必須になり、場合によっては第三者の保証を求められることもあります。また、開業届や事務所の賃貸契約書など、事業の準備を示す書類が必要になることがあります。
Q2. 開業直後のリースには、どんな書類が必要ですか?
個人事業主なら開業届の写し、法人なら登記簿の写し、そして事務所の賃貸契約書の写しなどが求められることが多いです。士業など官公庁への登録が必要な専門職では、その登録証明が必要になることもあります。必要な書類はリース会社や契約によって異なります。
Q3. リースの審査が難しい場合は、どうすればいいですか?
購入という選択肢があります。できるだけ費用を抑えながら、要望をかなえられる機種を選ぶのがおすすめです。サガスでは、クレジットカードでの購入にも対応しています。複合機の販売店ではカード決済に対応していないところも多いので、支払い方法の選択肢として覚えておくと便利です。
Q4. 開業時の最初の1台は、どう選べばいいですか?
最初から高い機種に決め込むより、オプションが充実したエントリー機を選び、必要になったら後から足す方法がおすすめです。事業が始まってみないと、印刷の量や必要な機能は分からないためです。事業が成長したら、レベルアップ契約で入れ替える方法もあります。
Q5. 複合機のほかに、開業時に準備しておくことはありますか?
FAXを使うなら電話回線の契約、プリントやスキャンにはLANの環境が必要です。設置場所まで電話線やLANケーブルを引く工事が必要になることもあります。新規開業では見落とされがちなので、事務所の内装や電話の手配と同じタイミングで準備しておくと安心です。

