創業39年!コピー機・複合機の専門店

TOP > コピー機・複合機お役立ち情報 > カウンター保守とキット保守の違いを徹底解説|コピー機・複合機の最適な保守選び

カウンター保守とキット保守の違いを徹底解説|コピー機・複合機の最適な保守選び

【この記事の要点:保守契約選びの損益分岐点】

コピー機の保守契約選びは、月間の平均印刷枚数が「500枚」を超えるかどうかが最大の判断基準です。 (1)カウンター保守: 月500枚以上印刷するオフィスに最適。1枚あたりの単価が固定され、トナー代も修理代も含まれるため、予算管理が容易です。 (2)キット保守: 月500枚未満の小規模オフィスや個人事業主様に最適。トナー(キット)を購入した時だけ費用が発生し、印刷しない月の固定費を抑えられます。 自社の利用実態を正しく把握し、無駄な基本料金や高額なスポット修理代を避ける選択が、賢いオフィス経営の鍵となります。

カウンター保守契約とキット保守契約の徹底比較

カウンター保守 vs キット保守:8観点で徹底比較した早見表

結論を先に示すと、両者の選択は「月間印刷枚数500枚」を境にほぼ自動的に決まります。下の表は、両保守方式を8つの観点で対比したもの。自社の利用状況がどちらに当てはまるかを、表のセルを横に見ながら判断できます。本文H2-2の参考価格表(印刷速度別)と組み合わせて読むと、機種選定と保守選定が一度に進められます。

観点 カウンター保守 キット保守
料金の支払い方 印刷枚数 × 単価(月次支払い) トナー(キット)購入時のみ
含まれるもの トナー・消耗品・出張費・技術料・部品代 トナー代金 + 保守費用
基本料金 あり(最低月額料金) なし
印字率(ベタ率)の影響 影響なし(写真も文書も同単価) 大きく影響(トナー消費量で実質単価が変動)
適した月間枚数 500枚以上(多いほど割安に) 400〜500枚未満
予算の予測しやすさ 高い(枚数比例で計算可能) 中(トナー消費タイミングで変動)
リサイクルトナー使用 関係なし(保守は別契約) 不可(指定品でないと保守対象外)
適したユーザー 中堅以上の企業、印刷量の多いオフィス 個人事業主、小規模オフィス、印刷量が少ない・変動が大きい事業所

1. 保守契約とは?

複合機は数千の精密部品で構成された機械であり、リース等の本体代金とは別に「故障修理・消耗品交換・トナー代」を包括する保守契約を結ぶのが定石です。コピー機や複合機は数千の精密な部品で構成されており、定期的なメンテナンスが欠かせない機器です。リース等で導入する際、本体代金とは別に結ぶのが「保守契約」です。

これは、故障時の修理費、消耗部品の交換、そしてトナー代などを包括的にカバーする契約です。代表的な「カウンター保守方式」と「キット保守方式」の違いを中心に、それぞれの仕組みを詳しく見ていきましょう。

保守契約による安心のサポート体制

2. カウンター保守契約

業務用複合機で最も一般的な方式。カラー・モノクロ別の単価×印刷枚数で月次精算し、トナー・消耗品・修理費・出張費・技術料がすべて込み(用紙代のみ別)。月500枚以上のオフィスに最適です。カウンター保守契約は、業務用複合機で最も一般的に採用されている方式です。本体の支払い(リース料等)とは別に、カラー・モノクロそれぞれ「1枚あたり何円」という単価を設定し、月々の印刷枚数に応じて料金を支払います。

この料金には、トナー代、消耗品代、定期点検、故障時の出張費・技術料・部品代のすべてが含まれています(用紙代のみ別途)。月間の印刷枚数が概ね500枚以上であれば、この方式が最も経済的で管理もしやすくなります。なお、多くの契約には「基本料金(最低月額料金)」が設定されており、全く印刷しなかった月でも一定の支払いが発生する点には注意が必要です。

【参考】カウンター料金・リース料の市場相場イメージ

印刷速度 15枚/分 20枚/分 30枚/分 40枚/分 50枚/分
想定枚数 〜1,000枚 1,000〜3,000枚 3,000〜6,000枚 6,000〜10,000枚 10,000〜30,000枚
単価目安 カラー20円/白黒3.0円 カラー18円/白黒2.0円 カラー16円/白黒1.5円 カラー14円/白黒1.3円 カラー12円/白黒1.2円
月額リース相場 6,000円〜 11,000円〜 17,000円〜 20,000円〜 22,000円〜
本体相場 30万円〜 60万円〜 90万円〜 110万円〜 120万円〜

※上記は市場の平均的な参考価格です。詳細はお見積もりをご依頼ください。

3. キット保守契約(コピーキット保守契約)

トナー(キット)を購入する際にその代金の中に保守費用を含める方式。トナーを買い続けている間(最長5年程度)は修理・メンテが受けられます。月400〜500枚未満の小規模オフィスや変動の大きい事業所向け。キット保守契約は、トナー(コピーキット)を購入する際に、その代金の中に保守費用を含める方式です。トナーを購入・使用している間(通常、最長5年間)は、修理やメンテナンスが受けられる仕組みです。

月間の印刷枚数が少なく一定でない場合(目安として月間400〜500枚以下)に向いています。基本料金がかからないため、全く印刷しない月はコストが発生しません。ただし、メンテナンスを正規に受けるためには、指定の保守用トナーを購入し続ける必要があり、市販のリサイクルトナー等を使用すると保守が受けられなくなる点に注意が必要です。

【キット保守契約のシミュレーション】

キット保守のコスト推移イメージ

4. カウンター方式のメリット・デメリット

カウンター方式の強みは「ベタ率に左右されない単価固定」「トナー代実質無料」「予算管理の容易さ」。一方で「基本料金発生」と「低枚数時の割高感」が弱点です。

【メリット】
ベタ率(印字率)に関わらず単価が一定: 写真や図面などトナーを大量に使う印刷をしても、1枚の料金は変わりません。
トナー代が実質無料: 必要に応じて無償で供給されるため、トナー購入の手間や高額なスポット費用を気にする必要がありません。
管理が容易: 印刷枚数に応じた支払いのための予算計画が立てやすく、修理費用の突発的な発生も防げます。

【デメリット】
基本料金が発生する: あまり印刷しない月でも、固定の最低料金を支払う必要があります。
低枚数では割高: 月間数百枚程度の利用では、1枚あたりの単価が割高に設定される傾向があります。

5. キット方式のメリット・デメリット

キット方式の強みは「印刷しない月の固定費ゼロ」「シンプルな契約」。一方で「印刷量増加時のコスト急上昇」「ベタ率の影響を強く受ける」が弱点です。

【メリット】
固定費が低い: トナーが残っている間は費用が発生しません。月による印刷枚数の変動が激しい場合や、極端に枚数が少ない場合に適しています。
シンプルな契約: カウンター料金の検針などの手間がなく、トナーを買うという分かりやすい行為で保守が継続されます。

【デメリット】
枚数が増えると高コスト: 印刷量が多いとトナー購入頻度が上がり、カウンター方式よりも高くつくようになります。
ベタ率の影響を受ける: 「トナー1本で何枚印刷できるか」は印字率5%程度の標準文書で計算されています。写真などトナーを多く使う文書を印刷すると、想定よりも早くトナーが尽き、ランニングコストが急上昇します。

6. 年間保守契約・スポット契約

カウンター・キット以外に「年間保守契約」「スポット契約」もあり、主にレーザープリンターや中古機・耐用年数超過機で採用されます。カウンターやキット以外にも、主にレーザープリンターや中古機器などで用いられる方式があります。

●年間保守契約
年単位でメンテナンス料を支払う方式です。出張費や工賃は含まれますが、トナー代(消耗品代)は含まれず、別途実費で購入する必要があります。プリンターを長期間安定して使い続けたい場合に一般的です。

●スポット契約
故障が発生した都度、修理を依頼する方式です。定期的な支払いはありませんが、1回あたりの「出張費+技術料+部品代」が高額になりやすく、また保守契約者に比べて対応が後回しになるリスクもあります。耐用年数を過ぎた古い機器や、極端に使用頻度が低い中古市場のコピー機などで用いられます。

7. まとめ

「月500枚」「印刷物の種類」「予算固定の要否」の3軸で判断すれば、最適な保守方式が明確になります。最適な保守契約を選ぶためのチェックポイントをまとめました。

  • (1) カウンター保守契約がおすすめなケース
    ・月間の印刷枚数が500枚を超える
    ・写真や図面など、トナーを多く使う印刷が含まれる
    ・予算を固定し、故障時の突発的な出費を避けたい
  • (2) キット保守契約がおすすめなケース
    ・月間の印刷枚数が400〜500枚未満である
    ・あまり印刷しない月があり、月額固定費を抑えたい
    ・本体代金を安く抑え、必要最小限の保守を確保したい
  • (3) 年間保守・スポットが検討されるケース
    ・レーザープリンターを単体で使用している
    ・中古のコピー機を安価に購入し、自己責任で運用している

サガスでは、お客様の過去の印刷実績や将来の計画を伺い、どちらの保守方式が最終的に「お得」になるかをシミュレーションいたします。保守選びで迷われたら、ぜひ専門スタッフまでお気軽にご相談ください。

保守契約に関するよくある質問(FAQ)

Q1. 月間500枚の損益分岐点を、具体的な金額シミュレーションで教えてください。

A3カラー複合機(30枚/分クラス)を例に、月間カラー1,500枚+モノクロ3,000枚を印刷する一般的なオフィスで試算します。カウンター方式:カラー14円×1,500+モノクロ1.95円×3,000=21,000円+5,850円=月額26,850円(トナー・修理込)。キット方式:同等の印刷量だとトナー代だけで月3〜4万円程度に達し、別途修理費がスポットで請求されるため、カウンターの方が確実に有利になります。逆に月100枚程度なら、キットの方が年間で数万円安くなります。

Q2. 「ベタ率(印字率)」とは何ですか?キット保守を選んだ場合、実務でどう影響しますか?

ベタ率(印字率)とは、1枚の用紙のうちトナーが付着している面積の割合を指します。メーカーが公称する「トナー1本で○○枚」は、印字率5%(白い余白だらけの標準文書)を前提とした数字です。実際の業務では、(1)写真・カタログ印刷→印字率20〜30%、(2)プレゼン資料・図面→印字率15%前後、(3)文章のみ書類→印字率5〜10%、と幅があります。印字率が公称値の2倍なら、トナーは半分の枚数で尽きる計算。キット保守の場合、これが直接ランニングコストに跳ね返ります。カウンター方式ならベタ率に関わらず単価固定なので、写真や色付き資料が多い職場は迷わずカウンターが有利です。

Q3. リサイクルトナーや非純正トナーを使うと、保守はどうなりますか?

キット保守の場合、リサイクル品・非純正品の使用は契約違反となり、保守対象外になることがほとんどです。トナー本体に「保守権」が紐づいているためです。カウンター保守の場合は、保守契約と消耗品供給が一体になっているため、そもそもメーカー側が純正トナーを無償供給する仕組みで、非純正品を使う必要も理由もありません。「トナー代を節約したい」という発想自体が、業務用複合機ではメリットが薄い構造になっています。

Q4. キット保守の年間最低費用はどれくらいですか?印刷しない月もコストがかかる?

トナーが尽きない限り保守費用は発生しないのが基本です。ただし、機種・契約により(1)年1回の点検費用、(2)5年間で最低限の保守用トナー購入義務、を求めるケースがあります。例えば「トナー1本=保守期間1年」が標準的な目安で、年間印刷量がゼロでも1〜2年に1度はトナーを購入しないと保守が切れる場合があります。契約時に「最低購入義務」「保守継続条件」を必ず確認してください。サガスでは原則「印刷した分だけ」のシンプルな運用を推奨しています。

Q5. カウンター単価のプランは「均一料金」と「カラー/モノクロ別料金」がありますが、どちらが得ですか?

圧倒的に「カラー/モノクロ別料金」が一般的かつ有利です。均一料金プランは「カラーもモノクロも同じ単価」というシンプルさが売りですが、モノクロ印刷の方が実コストは大幅に安いため、モノクロ中心のオフィスでは確実に割高になります。例外的に、月の99%がカラー印刷の業種(印刷会社・デザイン事務所等)では均一料金が有利になることもありますが、一般オフィスでは別料金プランがほぼ唯一の選択肢と考えてください。

Q6. 中古コピー機を購入した場合、保守契約はどんな選択肢がありますか?

中古機の場合、選択肢は3つに絞られます。(1)中古機専用カウンター保守:取り扱う販売店が独自に提供する保守。月額や単価はメーカー純正より割高だが、安心感はある。(2)キット保守:メーカーが中古機にも対応する場合に選択可。ただし機種や年式により対象外もあり。(3)スポット契約:故障の都度修理を依頼。最も安いがダウンタイムと突発出費のリスク大。中古機選定時は本体価格だけでなく「どの保守方式が組めるか」を必ず販売店に確認してください。サガスでは中古機への保守付帯も対応しています。

こちらもおすすめ!YouTube動画

おすすめの商品

コピー機・複合機 お役立ち情報

コピー機・複合機に関するあらゆるカテゴリーの情報をまとめました。機器導入の際などにご不明に思われたことや、用語の説明、制度・仕組みなどについてもご案内しています。
各テーマごとに情報が掲載されていますので、ご自由にご覧ください。