- フィニッシャーについては、プレゼン資料などを印刷することが多い業種からよく聞かれます。比較的、大手の企業で付けることが多いと思います。
- 用紙の角にだけホチキス止めができれば十分なら、インナーフィニッシャーで済む場合もあります。中とじや折り、いくつかのトレイに種類を分けて排紙したい企業は、サドルフィニッシャーなどを付けることもあります。
- たまに質問がありますが、カウンター契約をしていても、ステープル(ホチキスの針)は別途有償であることが多いのでご注意ください。
会議の資料を人数分印刷して、1部ずつホチキスで留める。プレゼンの資料を冊子のように中とじにする。こうした作業を手でやっていると、意外と時間がかかるものです。複合機の「フィニッシャー」は、そうした仕上げを自動でしてくれる装置です。 私たちは秋葉原の複合機専門店として、業界で40年近く、複合機の構成のご相談に対応してきました。フィニッシャーについては、資料を印刷することが多い業種から、よくご質問をいただきます。 このコラムでは、フィニッシャーの種類と選び方、そして見落としがちなステープルの費用についてお伝えします。
1. フィニッシャーをよく聞かれるのは、資料の多い業種
フィニッシャーについては、プレゼン資料などを印刷することが多い業種から、よく聞かれます。付けるのは、比較的大手の企業が多いと思います。 フィニッシャーは、印刷した用紙をホチキスで留めたり、冊子の形に折ったりと、印刷のあとの「仕上げ」を自動で行う装置です。資料を何部も作る機会が多い会社ほど、手作業の手間が減る効果は大きくなります。
一方で、資料を作ることがそれほど多くない会社では、手でホチキス留めをしても困らないこともあります。どんな仕上げを、どのくらいの量でするのかによって、必要かどうか、どの種類がいいかが変わってきます。
2. 角のホチキス止めだけなら、インナーフィニッシャー
用紙の角にだけホチキス止めができれば十分なら、インナーフィニッシャーで済む場合もあります。 インナーフィニッシャーは、複合機の本体の中(排紙するところ)に収まるタイプのフィニッシャーです。印刷した資料を1部ずつまとめて、用紙の角をホチキスで留めて出してくれます。
本体の中に収まるので、設置のスペースをあまり広げずに済むのが利点です。会議の資料を人数分作って、角を留めて配る。そうした使い方が中心なら、インナーフィニッシャーで十分なことが多いでしょう。
3. 中とじ・折り・仕分けなら、サドルフィニッシャーなど
中とじや折りの機能、いくつかのトレイに種類を分けて排紙するといった機能が必要な企業は、サドルフィニッシャーなどを付けることもあります。 中とじは、用紙の真ん中をホチキスで留めて、二つ折りにして冊子の形にする仕上げです。プレゼンの資料やパンフレットのような冊子を作りたいときに使います。また、折りの機能があれば、用紙を二つ折りなどにして出すこともできます。
こうした機能を持つフィニッシャーは、本体の横に張り出す大きめのものが多く、設置のスペースが必要になります。搬入や置き場所の考え方は複合機の搬入経路は事前にチェックもあわせてご覧ください。どんな仕上げが必要かを決めてから、種類を選ぶのが近道です。
4. カウンター契約でも、ステープルは別料金が多い
たまにご質問がありますが、カウンター契約をしていても、ステープルは別途有償であることが多いので、ご注意ください。 印刷枚数に応じて料金を払うカウンター契約では、トナーなどの消耗品が料金に含まれていることがよくあります。そのため、「ホチキスの針も含まれているはず」と思われる方もいます。
ところが、ステープル(ホチキスの針)は、カウンター契約に含まれず、別に購入する消耗品になっていることが多いのです。フィニッシャーをよく使う職場ほど、針の消費も多くなります。導入するときは、ステープルの費用も含めて確認しておきましょう。カウンター契約で何が含まれるのかはカウンター保守とキット保守の違いでご説明しています。
5. 付けるかどうかは、仕上げの内容と量で決める
フィニッシャーを付けるかどうかは、どんな仕上げを、どのくらいの量で行うかで決めるのがおすすめです。 次のように考えると、選びやすくなります。
- 手でのホチキス留めで困っていない → フィニッシャーなしでも十分なことが多い
- 角のホチキス止めを、よく・たくさんする → インナーフィニッシャー
- 中とじの冊子や折り、仕分けもしたい → サドルフィニッシャーなど
フィニッシャーは、あとから付けられる機種もありますが、オプションを単体で追加すると割高になったり、取り付けの費用がかかったりすることもあります。必要とわかっているなら、導入のときに一緒に付けるほうが安心です。オプション全体の考え方は複合機のオプション選びでまとめています。
結論: 必要な仕上げに合わせて、種類と費用を確かめる
フィニッシャーは、プレゼン資料などを印刷することが多い会社でよく使われています。角のホチキス止めだけならインナーフィニッシャー、中とじや折り、仕分けまでならサドルフィニッシャーなどと、必要な仕上げに合わせて種類を選びましょう。
そして、カウンター契約をしていても、ステープルは別料金であることが多い点を忘れずに。仕上げの内容、使う量、設置のスペース、針の費用。この4つを確かめておけば、フィニッシャー選びで後悔することは少なくなります。
複合機のフィニッシャーに関するよくある質問(FAQ)
Q1. 複合機のフィニッシャーとは何ですか?
印刷した用紙をホチキスで留めたり、冊子の形に折ったりと、印刷のあとの仕上げを自動で行う装置です。プレゼン資料などを印刷することが多い業種で、よく使われています。
Q2. ホチキス止めだけできればいい場合は、どのフィニッシャーがいいですか?
用紙の角にだけホチキス止めができれば十分なら、インナーフィニッシャーで済む場合もあります。本体の中に収まるタイプなので、設置のスペースをあまり広げずに済みます。
Q3. 中とじの冊子を作りたい場合は、どうすればいいですか?
中とじや折りの機能、いくつかのトレイに分けて排紙する機能が必要なら、サドルフィニッシャーなどを付ける選択肢があります。本体の横に張り出す大きめのものが多いので、設置のスペースも確認しておきましょう。
Q4. カウンター契約をしていれば、ホチキスの針は無料ですか?
カウンター契約をしていても、ステープル(ホチキスの針)は別途有償であることが多いのでご注意ください。フィニッシャーをよく使う職場では、針の費用も含めて確認しておくと安心です。
Q5. フィニッシャーは、あとから付けられますか?
あとから付けられる機種もありますが、オプションを単体で追加すると割高になったり、取り付けの費用がかかったりすることがあります。必要とわかっているなら、導入のときに一緒に付けるほうが安心です。

