- 複合機の搬入で多いトラブルは、ドアや通路の幅が足りない、階段しかないといったケースです。とくに折り返し階段で狭いところは、大きなネックになります。
- 見落としがちな障害物もあります。アコーディオンカーテンが邪魔で外さないと入らなかった、たった1段の段差を上げられず出直しになった、ということもありました。
- サガスでは、まずお客様の事前申請を確認シートなどでヒアリングし、場合によっては現地の下見をします。その結果、クレーン車での搬入になったこともあります。
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新しい複合機が届く日。ところが、いざ運び込もうとしたら「ドアを通らない」「階段を上げられない」。複合機の搬入では、こうしたことが実際に起きます。 私たちは秋葉原の複合機専門店として、業界で40年近く、さまざまなオフィスに複合機を運び込んできました。その中には、思いもよらないところで搬入が止まったケースもあります。 このコラムでは、搬入で困りやすいポイントと実例、そして事前にどんなことを確かめておけばいいかをお伝えします。
1. 搬入で多いのは、通路幅と階段
複合機の搬入で困るケースとして多いのは、ドアや通路の幅が足りないことと、階段しかないことです。 オフィス用の複合機は、大きく、重い機械です。100kgを超えるものもあり、人が手で持ち上げて運ぶのは簡単ではありません。そのため、搬入はキャスターや台車を使って、平らな通路を転がして運ぶのが基本になります。
ところが、ビルの入口や廊下、オフィスのドアの幅が、複合機の幅より狭いと、そもそも通ることができません。また、エレベーターがなく階段しかない建物では、機械を持ち上げて運ぶ必要があり、搬入の難しさは一気に上がります。置き場所に入るかどうかだけでなく、そこまでの道のりを通れるかどうかが、搬入の大きなポイントです。
2. 折り返し階段の狭いところは、大きなネック
階段の中でも、とくに折り返し階段で狭いところは、搬入の大きなネックになります。 まっすぐな階段なら、人数をかけて少しずつ上げていくこともできます。ところが、途中で向きが180度変わる折り返し階段では、踊り場で機械の向きを変えなければなりません。踊り場が狭いと、大きな複合機は向きを変えられず、そこから先へ進めなくなってしまいます。
古いビルや、小さな雑居ビルの上の階などでは、こうした狭い折り返し階段が珍しくありません。階段しかない建物に複合機を入れる場合は、階段の幅だけでなく、踊り場の広さや天井の高さまで確かめておく必要があります。
3. 見落としがちな、小さな障害物
通路幅や階段だけでなく、見落としがちな小さな障害物で搬入が止まることもあります。アコーディオンカーテンが邪魔で外さないと入らなかった、たった1段の段差を上げられず出直しになった、ということもありました。 部屋の入口にアコーディオンカーテンが付いていると、たたんでもその分だけ入口が狭くなります。ふだんは気にならない幅でも、大きな複合機を通そうとすると、カーテンを外さなければ入らない、ということがあるのです。
また、たった1段の段差でも油断はできません。キャスターで転がして運ぶ複合機にとって、段差は大きな壁です。100kgを超える機械を、たとえ1段でも持ち上げるには、人数や道具が必要になります。その準備がないまま当日を迎えて、段差を上げられずに出直しになったこともあります。
ほかにも、次のようなものが搬入の邪魔になることがあります。
- 入口や廊下に置かれた棚、観葉植物、段ボール
- ドアの開く向きや、ドアストッパーの有無
- 床のマットや、配線を覆うカバー
- エレベーターの扉の幅や、かごの奥行き
4. 事前に確かめておきたいこと
搬入の前には、建物の入口から置き場所までの道のりを、事前に確かめておくことが大切です。 次のような点を、搬入の相談をするときに業者へ伝えられるようにしておくと、当日のトラブルを防げます。
- エレベーターの有無と、ある場合は扉の幅とかごの大きさ
- 階段しかない場合は、何階か、まっすぐか折り返しか、踊り場の広さ
- 入口、廊下、部屋のドアの幅(いちばん狭いところ)
- 段差の有無(1段でも)
- アコーディオンカーテンなど、外す必要がありそうなもの
- ビルの搬入のルール(管理会社への申請、搬入できる時間帯、養生の必要など)
言葉で説明するのが難しい場合は、入口から置き場所までの写真を撮っておくと、業者に伝わりやすくなります。設置当日の流れや、お客様に準備しておいていただくことは複合機の設置当日の流れでまとめています。置き場所の電源については複合機の電源とコンセントの注意点もあわせてご覧ください。
5. 確認シート、下見、そしてクレーン
サガスでは、まずお客様の事前申請を確認シートなどでヒアリングします。通路幅や階段、とくに折り返し階段で狭いところはネックになるので、場合によっては現地の下見を実施します。その結果、クレーン車での搬入になったこともあります。 確認シートでは、前の章で挙げたような、建物や通路の情報を伺います。そのうえで、通路幅がぎりぎりだったり、狭い折り返し階段があったりと、搬入が難しそうな場合は、実際に現地を見に伺うこともあります。
下見をしてみて、どうしても通路や階段から運び込めないとわかった場合には、クレーン車を使って、窓などから搬入したこともあります。そこまでの方法が必要かどうかも、事前に確かめておけば、当日に慌てることはありません。
大切なのは、「たぶん入るだろう」で当日を迎えないことです。少しでも心配なところがあれば、早めに業者に伝えて、一緒に確かめてもらいましょう。オフィスの移転で複合機を運ぶ場合の段取りはオフィス移転で複合機を移設する手順と費用の考え方でご説明しています。
結論: 「入口から置き場所まで」を一度歩いてみる
複合機の搬入で困りやすいのは、通路やドアの幅と階段、とくに狭い折り返し階段です。さらに、アコーディオンカーテンや、たった1段の段差のような小さな障害物でも、搬入が止まることがあります。
搬入の前に、一度、建物の入口から置き場所までを歩いてみてください。そして、気になったところを写真に撮り、業者に伝える。必要なら下見をしてもらう。事前の確認さえしておけば、「入らない」はほとんど防げます。
複合機の搬入に関するよくある質問(FAQ)
Q1. 複合機の搬入で、よくあるトラブルは何ですか?
多いのは、ドアや通路の幅が足りない、階段しかないといったケースです。とくに折り返し階段で狭いところは、踊り場で機械の向きを変えられず、大きなネックになります。
Q2. 少しの段差なら、問題なく搬入できますか?
油断はできません。複合機はキャスターで転がして運ぶのが基本なので、たった1段の段差でも、持ち上げるには人数や道具が必要です。準備がないまま当日を迎えて、段差を上げられずに出直しになったこともあります。
Q3. 搬入の前に、何を確かめておけばいいですか?
エレベーターの有無と大きさ、階段の形と踊り場の広さ、入口や廊下・ドアのいちばん狭い幅、段差の有無、アコーディオンカーテンなど外す必要がありそうなもの、ビルの搬入のルールです。入口から置き場所までの写真を撮っておくと、業者に伝わりやすくなります。
Q4. 搬入が難しそうな場合、下見はしてもらえますか?
サガスでは、まず確認シートなどでお客様の事前申請をヒアリングし、通路幅がぎりぎりの場合や狭い折り返し階段がある場合など、必要に応じて現地の下見を実施しています。
Q5. 階段や通路から運び込めない場合は、どうなりますか?
下見の結果、どうしても通路や階段から運び込めない場合には、クレーン車を使って搬入したこともあります。そうした方法が必要かどうかも、事前に確かめておけば当日に慌てずに済みます。

