- 複合機は動く部分が多いため、動作中の音はどうしても出ます。お店や人数の多い事務所では気にならなくても、静かな場所では気になりやすくなります。
- 音の大きさはメーカーや機種によって差があり、エントリーモデルのほうが音が気になることが多い傾向があります。音を重視するなら、実機で確かめるのがいちばんです。
- 狭いオフィスでデスクのすぐ脇に置くと気になりやすいので、余裕があれば一定の距離をおいた場所に設置するのがおすすめです。ファンの排気の音にも気を配りましょう。
「複合機の音が、思っていたより大きくて気になる」。導入したあとで、こうした声をいただくことがあります。毎日すぐそばで聞く音なので、いったん気になり始めると、仕事の集中にも響きます。 私たちは秋葉原の複合機専門店として、業界で40年近く、さまざまな環境に複合機を設置してきました。音が気になるかどうかは、機械そのものだけでなく、置く場所と周りの環境で大きく変わります。 このコラムでは、複合機の音が出る理由と、音が気になりやすい環境、機種による違い、そして静かに使うための設置場所の工夫をお伝えします。
1. 複合機の音は、動く部分が多いから出る
複合機には、紙を送るローラー、原稿を読み取る部分、印刷する部分など、動く部分がたくさんあります。そのため、動作しているときにはどうしても音が出ます。 複合機が1枚の紙を印刷するまでには、紙をトレイから送り出し、トナーを紙にのせ、熱で定着させ、外に出すという流れがあります。コピーやスキャンのときは、原稿を送り込んで読み取る動きも加わります。こうした動きの一つひとつが、音のもとになります。
また、複合機の中には熱を逃がすためのファンも付いています。印刷しているときだけでなく、機械の中の熱を外に出すために回っていることがあり、その排気の音も聞こえます。動く部分の音とファンの音、この2つが合わさったものが、複合機の動作音です。
2. 音が気になりやすい環境、気になりにくい環境
お店や、ある程度の人数がいる事務所では、複合機の音が気になるほどではないことがほとんどです。一方、静かな場所では、同じ音でも気になりやすくなります。 音が気になるかどうかは、周りの環境に大きく左右されます。話し声や電話の音、来客の出入りがある場所では、複合機の音はほかの音にまぎれて、あまり気になりません。
反対に、少人数で静かに作業しているオフィスや、集中して仕事をする部屋では、複合機が動くたびにその音が目立ちます。音を気にされるお客様は、実際に少なくありません。導入を考えるときは、その場所がふだんどのくらい静かかも、判断材料の一つにしてください。
3. メーカーや機種で差がある。エントリーモデルは要注意
複合機の動作音は、メーカーや機種によって差があります。傾向として、エントリーモデルのほうが音が気になることが多いようです。 同じように見える複合機でも、動作音の大きさや音の質は、メーカーや機種によって違います。中でも、価格を抑えたエントリーモデルは、生産の費用を抑えるためか、動作音への対策が控えめで、音が気になることが多いという傾向があります。
価格の安さだけで選ぶと、導入してから音が気になる、ということも起こり得ます。音を重視する場合は、価格だけでなく、実際の動作音も比べて選ぶのがおすすめです。機種の仕様表に動作音の目安が載っていることもありますが、数字だけでは音の質までは分かりません。メーカーごとの特徴はコピー機・複合機メーカーの特徴と比較でご紹介しています。
4. 静かに使うための、設置場所の工夫
狭いオフィスで、複合機のすぐ脇にデスクを置いていると、音はかなり気になります。余裕があれば、デスクから一定の距離をおいた場所に設置することをおすすめします。 音のストレスを減らすうえで、いちばん効果があるのは距離です。同じ機械でも、すぐ横で聞くのと、少し離れた場所で聞くのとでは、感じ方がまったく違います。
- デスクから距離をとる:余裕があれば、人が座って仕事をする場所から少し離して置きます。
- 排気の向きに気をつける:ファンの排気の音や風が、人のいる方向に向かないように置き方を工夫します。
- 周りをふさがない:熱を逃がすために、複合機の周りには余裕を持たせます。ふさぐとファンがよく回り、かえって音が増えることもあります。
設置場所を決めるときは、音のほかに、電源やネットワーク、保守の作業ができるスペースも合わせて考えてください。電源まわりの注意点は複合機の電源とコンセントの注意点、設置の準備は複合機の設置当日の流れでご説明しています。
5. 音が気になるなら、導入前に実機で確かめる
音は、カタログや仕様表だけでは分かりにくいものです。静かな環境で使う予定なら、導入の前に実機の動作音を確かめておくと安心です。 音の感じ方は人によって違います。数字の上では小さな差でも、実際に聞くと気になる音、気にならない音があります。静かなオフィスや、デスクの近くにしか置けない場所で使う予定なら、導入の前に、実際に動いている音を聞いてみるのがいちばん確実です。
サガスの秋葉原のショールームでは、複数のメーカーの複合機を実際に動かして、音を比べていただけます(事前予約制)。ショールームで確かめたいことは複合機のデモ・ショールームで試すべき7項目にまとめています。
結論: 機種と置き場所で、音のストレスは減らせる
複合機は動く部分が多く、ファンも付いているので、動作中の音はどうしても出ます。人の多い事務所では気にならなくても、静かな場所やデスクのすぐ横では気になりやすくなります。
音を減らすためにできるのは、機種を選ぶことと置き場所を工夫することです。価格の安さだけで選ばず、音も比べる。余裕があればデスクから距離をとり、排気の向きにも気を配る。静かな環境で使うなら、導入の前に実機の音を確かめておく。それだけで、毎日の音のストレスはかなり減らせます。
複合機の音に関するよくある質問(FAQ)
Q1. 複合機は、なぜ音が出るのですか?
紙を送るローラーや原稿を読み取る部分など、動く部分がたくさんあるためです。また、機械の中の熱を逃がすためのファンも付いていて、その排気の音も聞こえます。動作中の音は、どうしても出てしまうものです。
Q2. 複合機の音は、機種によって違いますか?
違います。メーカーや機種によって、動作音の大きさや音の質には差があります。傾向として、価格を抑えたエントリーモデルのほうが、動作音への対策が控えめで音が気になることが多いようです。
Q3. 複合機の音を小さくするには、どうすればいいですか?
いちばん効果があるのは、置き場所です。余裕があれば、人が座って仕事をするデスクから一定の距離をおいて設置してください。ファンの排気が人のいる方向に向かないようにし、熱がこもらないよう周りをふさがないことも大切です。
Q4. 静かな機種を選ぶには、どうすればいいですか?
音は仕様表の数字だけでは分かりにくいので、導入の前に実機の動作音を聞いて確かめるのが確実です。サガスの秋葉原ショールームでは、複数のメーカーの複合機を動かして音を比べていただけます(事前予約制)。
Q5. どんな場所だと、複合機の音が気になりやすいですか?
少人数で静かに作業しているオフィスや、集中して仕事をする部屋、そして狭いオフィスで複合機のすぐ脇にデスクがある場合です。お店や人数の多い事務所では、ほかの音にまぎれて、気になるほどではないことがほとんどです。

