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月額2,000円台の複合機リースはありえない!?|A3レーザー機で成り立たない理由

【この記事の要点:月額2,500円は「18万円の機械」の金額です】

「月額2,000円台」の複合機リース表示が、業務用A3カラー複合機では成り立たない理由を、支払総額の計算から解説しました。月額2,500円の6年契約は総額18万円で、新品本体がシンプルな構成でもおおむね60万円からのA3カラー複合機には届かないため、その月額はA3カラー複合機の金額ではありません。ただし表示が嘘とは限らず、契約年数と対象機種を確かめれば、何の金額なのかが見えてきます。

  • 総額に直す:月額に契約月数を掛けて支払総額を出せば、どの機械の金額なのか見当がつきます。見積書に契約年数が書かれていなければ、必ず確認しましょう。
  • 対象機種を確かめる:安い月額の対象をよく見ると、A4モノクロの小型プリンターだったり、契約年数が長めに設定されていたりすることがほとんどです。
  • 月額以外の支払い:「保守0円・トナー0円」は、多くの場合カウンター料金とセットです。カウンター保守は正当な仕組みなので、払っている金額が何の対価なのかを知っておくことが大切です。

総額と保守の中身まで見比べるなら、カウンター料金0円・5年保証の日本HPのA3カラー複合機 E786dnも比較の候補になります。
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月額2,000円台の複合機リースはありえない!?:A3レーザー機で成り立たない理由

複合機の価格は比べにくい。これは業界にいる私たち自身が一番よく分かっています。ただ、比べられるようにする方法はあります。電卓ひとつあれば足ります。

1. 月額2,500円 × 72ヶ月 = 18万円。それで複合機は買えるか

結論から言います。月額2,000円台の6年契約は、支払総額にすると18万円前後。業務用のA3カラー複合機は、その金額では買えません。

「他社の月額、御社の半額以下だったよ」。お客様からそう言われることが、今も月に何度かあります。伺うと、見積書はお持ちでないことがほとんどです。ウェブサイトに出ていた金額をご覧になっている。
そういうとき、私はその場で電卓を出します。やることは掛け算ひとつです。

月額2,500円 × 72ヶ月(6年) = 180,000円

月額12,000円 × 60ヶ月(5年) = 720,000円

月額に契約月数を掛けた金額と、A3カラー複合機の本体価格の差

リースは、リース会社が機械をお客様に代わって購入し、契約期間中お客様に貸し出す仕組みです。だから支払総額は、機械一式の価格に見合っていなければ成り立ちません。

当社の市場調査では、業務用A3カラー複合機(レーザー方式)の新品本体価格は、一般的な流通価格でシンプルな構成でもおおむね60万円から。機能や速度によっては100万円を超えます。

72万円なら、収まります。18万円では、届きません。
つまりその月額2,500円は、A3カラー複合機の金額ではないということです。

2. では、その月額は何の金額なのか

嘘が書いてあるわけではありません。よく見ると、対象がA4モノクロの小型プリンターだったり、契約年数が長めに設定されていたりします。

小さくメーカー名と型番が添えられていることがほとんどで、商品自体は実在しています。安く見せる工夫といえば、工夫です。ただ、詳しい中身は問い合わせないと分からない。誤解を招く可能性は、否定できません。

正直に申し上げます。当社も6年契約でご提示することがあります。リースは3年から6年の範囲で組んでいて、月額を抑えてご覧いただくために6年でお出しすることもある。契約月数が増えれば1ヶ月の負担は下がりますから、資金繰りの面では意味のある選択肢です。
ただし、必ず見積もりの段階で年数を明記します。「6年でこの月額、5年ならこの月額」と両方をお見せする。それだけです。

私が引っかかるのは、長い年数そのものではありません。見積書に「月額」しか書かれていないことです。リース会社なら必ず確認する物件の総額が、お客様の手元の紙には載っていない。それを確認しないまま契約された方に、何度もお会いしてきました。

【特報】では、当社はいくらからか

月額だけで申し上げるのは、この記事の趣旨に反します。ですので、両方で。
当社で一番リーズナブルなA3カラー複合機は、本体38.5万円から。リースなら月額6,300円から(6年契約・FAXなし・翌営業日保守の想定)です。
AI連携にも対応した高機能機で、作っているのはプリンター世界シェアNo.1のメーカー。オンライン販売に特化し、あらゆるコストを見直すことで実現した、平均60万円から100万円という時代に衝撃を与える新プライスモデルです。

※リース料には金利や手数料が含まれるため、支払総額は本体価格より少し上がります。

A3カラー複合機 E786dn 特設ページ

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3. 「保守0円・トナー0円」は、何の対価なのか

修理費0円、トナー0円。これも事実です。ただし多くの場合、カウンター料金を別に支払う方式とセットになっています。

カウンター保守とは、印刷1枚あたりの単価をお支払いいただく代わりに、故障時の保守対応・出張修理・部品交換を無償で行い、トナーの提供や感光体ドラムなど一部部品の貸与を行う仕組みです。メーカー各社、呼称は違えど原則は同じです。

つまり、修理代もトナー代も、なくなったわけではありません。1枚あたりの単価の中に、すでに入っています。カウンター料金は、複合機を正常に使い続けるための費用を賄うものだからです。

誤解のないよう申し添えますが、カウンター保守は正当で合理的な仕組みです。印刷量が多いオフィスには、これ以上わかりやすい方式はありません。当社もご提案しています。大事なのは、払っている金額が何の対価かを知っておくこと。それだけです。

4. 中古機が安い理由

中古機が悪いのではありません。ただ、購入後に誰がいくらで面倒を見るのかが、書かれていないことが多すぎます。

ひとつ知っておいていただきたい事実があります。メーカーは「中古」という商品を販売していません。回収した部品からメーカーが再生するリファビッシュ品は一部流通していますが、ネットで売られている中古機の多くは、そのルートを通っていません。
結果として、これまで誰が整備してきたのか、この先誰が見るのか、現在の状態を測る物差しは何かが、はっきりしないまま売られています。新品なら、メーカーか販売店のスタッフが保守を担当することは公開情報として定まっているのですが。

当社にも、以前は中古機を扱っていた時期があります。新規開業で初期費用を抑えたいといった一時的なご利用を前提にした販売で、万一のときの保守体制も用意していました。
その中古販売を、当社は5年以上前にほぼ停止しています。市場の変遷、原価とコスト、物流の状況、そして何より、メーカーが正式に認めた市場ではないという前提があったからです。責任を持って供給し続けられる商品ではない、という判断でした。

ですので、中古をご検討になること自体は止めません。ただ、購入前に「故障したとき、誰が、いくらで対応してくれますか」の一問だけは確認してください。業務用機はその後のサポートがないと、不具合が起きた時点で業務が止まります。安い理由を考える、という点ではリースの話と同じです。

5. では、どう選ぶか

総額と対価の内訳が読めたら、あとは相性です。印刷枚数の多さと安定度で、合う方式が変わります。

比較の軸 カウンター保守方式 カウンターフリー方式
毎月の支払い リース料 + 印刷枚数 × カウンター単価 リース料(枚数による従量課金なし)
保守・修理・トナー カウンター料金の対価として提供 保証条件と消耗品の扱いを個別に確認
向いているオフィス 印刷枚数が多い/毎月安定して出る 印刷枚数が少ない/変動が読めない
確認すべきこと カラーとモノクロの単価、最低料金の有無 保証年数、トナー等の消耗品費用

印刷量が多く安定しているなら、カウンター保守方式が理にかなっています。参考までに保守込みの複合機ラインナップをどうぞ。
枚数が読めない、あるいはそもそも多くないオフィスなら、枚数に比例しない方式のほうが見通しが立ちます。当社ではカウンター料金のかからない機種もご用意しています(E786dn:カウンター料金0円・5年保証)。

どちらにせよ、判断材料は同じです。年間の印刷枚数を、まず数えること。それが分かれば、どちらが安いかは計算で出ます。

6. もう一度、あの一言に戻る

「他の月額、御社の半額以下だったよ」。お返しできる答えは一つです。その金額に、契約月数を掛けてみてください。

あのときお客様は、何も間違っていません。目の前の数字を比べただけです。
ただ、片方は条件が全部埋まった見積もりで、もう片方はまだ条件が開かれていない表示でした。掛け算を一回して総額に直し、「これはどの機種の金額ですか」と聞く。それだけで、2つは同じ土俵に乗ります。

複合機の業界には、さまざまな商品がさまざまな工夫のもとで流通しています。誤解を招きやすい表現になってしまっているものも、あるでしょう。
それでも私たちは、疑ってくださいとは申し上げません。読み解けるようになってください、と申し上げたい。読み解ける方が増えれば、業界の表示は自然と丁寧になります。それは私たちにとっても望ましいことです。

見積書の内容を一緒に確認する

今お手元に見積書があるなら、答え合わせをしてみませんか。契約年数・支払総額・対象機種・保守方式。この4つが埋まっているかを一緒に確認するだけなら、お売りするものは何もありません。他社様のお見積もりでも構いません。

複合機の月額表示に関するよくある質問(FAQ)

Q1. 月額2,000円台の複合機リースは、本当にありえないのですか?

業務用のA3カラー複合機(レーザー方式)として見るなら、まず成り立ちません。月額2,500円の6年契約なら支払総額は18万円ですが、A3カラー複合機の新品本体はシンプルな構成でも60万円からだからです。ただし表示自体が嘘とは限りません。よく見ると対象がA4モノクロの小型プリンターだったり、契約年数が長めに設定されていたりして、商品は実在していることがほとんどです。月額に契約月数を掛けて総額に直し、「この金額の対象機種はどれですか」と確認してください。

Q2. 複合機の見積もりを比べるとき、最初に何を確認すればよいですか?

3つです。(1)契約は何年か(月額 × 契約月数 = 支払総額に直す)、(2)対象機種は何か(A3かA4か、カラーかモノクロか、レーザーかインクジェットか)、(3)月額のほかに何をいくら払うか(カウンター料金などの従量課金の有無と単価)。この3つが埋まれば、どの会社の見積もりでも同じ条件で並べられます。書かれていない場合も、聞けば答えてもらえる情報です。

Q3. 業務用A3カラー複合機の本体価格は、だいたいいくらぐらいですか?

一般的な流通価格では、新品でシンプルな構成でもおおむね60万円から、機能や印刷速度によっては100万円以上になります(レーザー方式。インクジェット機を除く)。販売店の企業努力によってはこれより下がることもあり、当社の最も手頃なA3カラー複合機は本体38.5万円からですが、それでも十数万円という水準にはなりません。この価格帯を知っておくと、支払総額から対象機種の見当がつきます。月額2,500円の6年契約なら総額18万円でA3カラー複合機には届かず、月額12,000円の5年契約なら72万円でシンプルな構成のA3カラー複合機として妥当な範囲に収まります。

Q4. 複合機のリース契約は何年が適切ですか? 長いほど月額は安くなりますか?

契約月数が増えれば1ヶ月あたりの負担は下がるので、資金繰りの面では長期契約にも意味があります。複写機の法定耐用年数は5年で、リースは3年から6年で組まれることが多く、5年が標準とされています。ただし大事なのは年数そのものよりも、その年数が見積書に明記されているかどうかです。月額だけを示されて契約年数が書かれていない場合は、必ず確認してください。年数が分かれば月額に掛けて支払総額が出せ、その金額がどの機種を指しているのかが見えてきます。
→ 関連コラム:コピー機・複合機のリース契約完全ガイド

Q5. 「修理費0円・トナー0円」と書かれていますが、本当に無料なのですか?

追加請求が発生しないという意味では事実です。ただし多くの場合、カウンター料金を別に支払う方式とセットになっています。カウンター保守は、印刷1枚あたりの単価をお支払いいただく代わりに、故障時の保守対応・出張修理・部品交換を無償で行い、トナーの提供や感光体ドラムなど一部部品の貸与を行う仕組みです。修理代もトナー代も、その1枚あたりの単価に含まれています。カウンター保守は正当で合理的な仕組みで、印刷枚数が多いオフィスにはむしろ適しています。大切なのは、支払っている金額が何の対価かを理解しておくことです。
→ 関連コラム:カウンター保守とキット保守の違い

Q6. 中古の複合機は買っても大丈夫ですか?

用途と前提がはっきりしていれば選択肢になります。ただし前提として、メーカーは「中古」という商品を販売していません。メーカーが再生するリファビッシュ品を除き、一般に流通する中古機は、これまで誰が整備してきたのか、現在の状態を測る物差しは何かがはっきりしないまま販売されていることが多くあります。購入前に「故障したとき、誰が、いくらで対応してくれますか」を必ず確認してください。業務用機はその後のサポートがないと、不具合が起きた時点で業務が止まります。
→ 関連コラム:中古複合機は本当に安いのか

Q7. 長い年数でリース契約をした後、途中で解約や入れ替えはできますか?

リース契約は、原則として途中で解約できません。やむを得ず解約する場合は、残りの期間分のリース料(残債)をまとめて支払うのが一般的です。途中で新しい機種に入れ替えるときも、この残債をどう扱うかで損得が変わります。契約年数を決めるときは、月額の安さだけでなく、その年数のあいだ同じ機械を使い続けられるかどうかもあわせて考えておきましょう。
→ 関連コラム:リース途中でも複合機は替えられる

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