【この記事の要点:保管、使う前のひと手間、期限と余りの扱い】
  • 予備のトナーは、高温多湿を避けて保管してください。ふつうの室内でトナーが溶けるようなことはありませんが、中の粉が偏ってたまることはあるようです。
  • そのため、予備のトナーを使うときは、最初にこぼれ出ない程度に横に振ってから使うようにご案内しています。
  • トナーの使用期限は、はっきり書かれていないことのほうが多いのですが、2〜3年で使えなくなるようなことはないと思います。使うことのない余ったトナーは、メーカーのサポートに相談したり、回収のサービスを利用したりするとよいでしょう。

複合機の予備トナーの保管|高温多湿を避ける置き方

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オフィスの棚に、予備のトナーの箱が整理して保管されている様子

トナー切れで仕事が止まらないように、予備のトナーを用意しておく。とても大切な備えです。でも、その予備のトナーを「どこに、どう置いておけばいいのか」は、意外と知られていません。 私たちは秋葉原の複合機専門店として、業界で40年近く、トナーのご相談を受けてきました。このコラムでは、予備のトナーの保管のしかたと、使うときのひと手間、使用期限や余ったトナーの扱いについてお伝えします。

1. 保管は、高温多湿を避けて

予備のトナーは、高温多湿はもちろん避けて保管してほしいです。 トナーは、とても細かい粉です。湿気の多い場所や、温度の高い場所に置いておくと、粉の状態が変わりやすくなります。

直射日光が当たる窓ぎわや、暖房の吹き出し口の近く、湿気がこもりやすい場所は避けて、ふつうの室内の、涼しく乾いた場所に置いておきましょう。トナー切れを防ぐための予備の考え方は複合機のトナー切れで仕事を止めないためにでまとめています。

2. 溶けることはないが、中の粉は偏る

一般的な室内で、トナーが溶けるようなことはありません。ただ、中の粉が偏ってたまることはあるようです。 「夏の暑い部屋に置いておいたら、トナーが溶けてしまうのでは」と心配される方もいらっしゃいます。ふつうの室内に置いている限り、そこまでの心配はいりません。

気をつけたいのは、長く置いているあいだに、カートリッジの中の粉が片側に寄ってたまることです。粉が偏ったまま使うと、印刷がうすくなったり、むらが出たりすることがあります。

3. 使う前は、こぼれない程度に横に振る

そのため、予備のトナーを使うときは、最初にこぼれ出ない程度に横に振って使うようにご案内しています。 新しいトナーを取り付ける前に、カートリッジを横向きに持って、左右に何度か振ってあげると、偏っていた中の粉がならされます。

このとき、強く振りすぎたり、トナーの出口を下に向けたりすると、粉がこぼれ出ることがあります。こぼれない程度に、やさしく振るのがポイントです。振り方や向きは機種によって違うこともあるので、トナーの箱や説明書の案内もあわせて確かめてください。トナーとドラムの違いについてはトナーとドラムの違いとは?でご説明しています。

4. 使用期限は、2〜3年で使えなくなることはまずない

トナーの消費期限というのは、明確に記されていないことのほうが多いのですが、2〜3年では使えなくなるようなことはないかと思います。 食べ物と違って、トナーの箱には期限がはっきり書かれていないことが多いものです。そのため、「何年も前に買った予備のトナーは、まだ使えるのか」というご質問をいただきます。

高温多湿を避けて保管していれば、2〜3年ほどで使えなくなるようなことは、まずないと思います。ただ、予備を何年分も買いだめしておく必要はありません。ふだん使う量に合わせて、ほどよい数を用意しておくのがおすすめです。

5. 余ったトナーは、メーカーや回収のサービスへ

もし余ってしまって、使うことのないトナーが手元にある場合は、メーカーのサポートに相談したり、回収のサービスを利用したりするとよいでしょう。 複合機を入れ替えたあとなど、前の機種のトナーが余ってしまうことがあります。新しい機種では使えないので、そのまま置いておいても役に立ちません。

そんなときは、メーカーのサポートに相談したり、使用済みや不要のトナーの回収サービスを利用したりしてみてください。そのまま一般のごみとして捨てるのは避けましょう。使い終わった廃トナーの扱いについては複合機の「廃トナーがいっぱい」で止まったらでまとめています。

結論: 正しく置いて、ひと振りしてから使う

予備のトナーは、高温多湿を避けて保管しましょう。ふつうの室内で溶けることはありませんが、中の粉が偏ることはあるので、使う前はこぼれない程度に横に振ってから取り付けてください。

使用期限ははっきり書かれていないことが多いものの、2〜3年で使えなくなることは、まずありません。そして、使うことのない余ったトナーは、メーカーのサポートや回収のサービスに相談しましょう。

トナーの保管に関するよくある質問(FAQ)

Q1. 予備のトナーは、どこに保管すればいいですか?

高温多湿を避けて、ふつうの室内の涼しく乾いた場所に保管してください。直射日光が当たる窓ぎわや、暖房の吹き出し口の近く、湿気がこもりやすい場所は避けましょう。

Q2. 夏の暑い部屋に置いておくと、トナーが溶けませんか?

一般的な室内で、トナーが溶けるようなことはありません。ただ、長く置いているあいだに中の粉が偏ってたまることはあるので、使う前に横に振ってから取り付けてください。

Q3. 予備のトナーを使う前に、何かしたほうがいいですか?

最初に、こぼれ出ない程度に横に振ってから使うようにご案内しています。偏っていた中の粉がならされます。強く振りすぎたり、出口を下に向けたりしないように気をつけてください。

Q4. トナーに使用期限はありますか?

はっきり書かれていないことのほうが多いのですが、高温多湿を避けて保管していれば、2〜3年で使えなくなるようなことはないと思います。

Q5. 前の機種のトナーが余ってしまいました。

使うことのないトナーは、メーカーのサポートに相談したり、回収のサービスを利用したりするとよいでしょう。そのまま一般のごみとして捨てるのは避けてください。

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