- よくあるのは、ギリギリの場所に置いて、手差しトレイが使えなくなったり、ADFが上げられず原稿台でのコピーができなかったりするパターンです。横幅や高さにも注意が必要です。
- 保守のメンテナンスや修理のときには、正面だけでなくサイドカバーも開けます。そのスペースが確保できるかは、見落としがちなポイントです。
- そして、特に気をつけたいのがコード類。電源や LAN、電話線の位置のほか、後ろや横の空き、直射日光やエアコンの風、人の動線もあわせて確かめておきましょう。
大きさの目安に:新規導入向けA3カラー複合機 シャープ BP-22C20
複合機の置き場所の決め方|トレイ・配線・保守スペースの目安
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オフィスの隅の、ちょうど複合機が入りそうなすき間。カタログの寸法を見たら、ぴったり収まりそう。でも、実際に置いて使い始めてから「こんなはずでは」となることがあります。 私たちは秋葉原の複合機専門店として、業界で40年近く、たくさんの複合機を設置してきました。置き場所でつまずく理由の多くは、本体の大きさだけで考えてしまうことにあります。 このコラムでは、複合機の置き場所を決めるときに確かめておきたいポイントをお伝えします。
1. ギリギリに置くと、手差しトレイやADFが使えない
よくあるのは、ギリギリの場所に置いて、手差しトレイが使えなくなったり、ADFが上げられず原稿台でのコピーができなかったりするパターンです。 複合機は、置いたままの形で使うわけではありません。横の手差しトレイを開いて厚い紙や封筒を差し込んだり、上の原稿送り装置(ADF)を持ち上げて、本や1枚ものの原稿をガラス面に置いたりします。
壁や棚にぴったりくっつけて置くと、手差しトレイが開かない、ADFが上の棚に当たって上がらない、ということが起きます。置いたときの大きさだけでなく、開いたり上げたりしたときの大きさで考えることが大切です。
2. 横幅と高さにも注意
横幅や高さにも注意が必要です。 手差しトレイやトレイを引き出す分の横幅、ADFを上げたときの高さは、カタログの本体の寸法とは別に考える必要があります。棚の下や窓の下など、上に何かがある場所では、とくに高さに気をつけましょう。
置ける場所が限られる場合は、そもそも小さな機種を選ぶのもひとつの方法です。狭い場所に合う複合機の選び方は狭いオフィスに合う複合機とは?で、A4機で足りるかどうかの見分け方は複合機はA4機で足りる?でまとめています。
3. 保守や修理では、サイドカバーも開ける
保守のメンテナンスや修理のときには、正面だけでなくサイドカバーも開けるので、そのスペースが確保できるかも見落としがちです。 ふだん使うときは正面だけ開けば十分でも、サービスマンが点検や修理をするときには、横のカバーを開けて中の部品を触ることがあります。
横が壁や棚でふさがっていると、作業のたびに複合機を動かさなければならず、時間もかかります。ふだんの使い勝手だけでなく、保守や修理のときの作業スペースも考えて置き場所を決めておきましょう。複合機を少し動かすときの注意は複合機を自分で動かしても大丈夫?でまとめています。
4. 特に気をつけたい、コード類
特に気をつけたいのは、コード系です。 複合機には、電源のほかに、パソコンとつなぐLANケーブルや、FAXを使うなら電話線がつながります。置きたい場所の近くに、それぞれの差し込み口があるかを確かめておきましょう。
電源は、ほかの機器とたこ足配線にするのは避けたいところです。電源やコンセントの注意点は複合機の電源とコンセントの注意点でくわしくご説明しています。LANや電話線が届かない場所に置くと、設置の当日に配線の工事が必要になることもあります。設置当日の流れは複合機の設置当日の流れでご紹介しています。
5. 排熱、直射日光、エアコン、動線
あわせて確かめておきたいのが、後ろや横の空き、直射日光やエアコンの風、人の通り道です。 複合機は熱を持つので、ファンで空気を出し入れしています。後ろや横をふさいでしまうと、熱がこもりやすくなります。また、直射日光が当たる窓ぎわや、エアコンの風が直接当たる場所は、紙の湿気や温度の変化で調子を崩すことがあります。
そして、毎日使うものなので、紙を取りに行く人の動線も大切です。通路をふさいでいないか、印刷物を取りに行きやすいかも考えておきましょう。湿気や季節による不調については季節で起きやすい複合機のトラブルでまとめています。搬入できるかどうかは、置き場所とは別に複合機の搬入経路は事前にチェックで確かめてください。
結論: 「使うときの大きさ」で置き場所を決める
複合機の置き場所は、本体が収まるかどうかだけでは決められません。手差しトレイを開く横幅、ADFを上げる高さ、そして保守や修理でサイドカバーを開けるスペースまで含めた、「使うときの大きさ」で考えましょう。
そのうえで、電源・LAN・電話線などのコード類の位置、後ろや横の空き、直射日光やエアコンの風、人の動線も確かめておくこと。置き場所が決まらないときは、設置の前にお気軽にご相談ください。
複合機の置き場所に関するよくある質問(FAQ)
Q1. 本体の寸法ぴったりの場所に置いても大丈夫ですか?
おすすめしません。ギリギリに置くと、手差しトレイが開かなかったり、ADFが上げられず原稿台でのコピーができなかったりします。開いたり上げたりしたときの大きさで考えましょう。
Q2. 横や後ろは、どのくらい空けておけばいいですか?
機種によって違うので、メーカーや販売店に必要な空きを確かめてください。手差しトレイを開く分、排熱のための空き、そして保守や修理のときにサイドカバーを開けるスペースが必要です。
Q3. 保守や修理のときに、何か準備は必要ですか?
サービスマンは正面だけでなく、横のサイドカバーも開けて作業することがあります。そのスペースがあれば、作業のたびに複合機を動かす必要がなく、時間もかかりません。
Q4. 置き場所を決めるとき、コードは何を確かめればいいですか?
電源、LANケーブル、FAXを使うなら電話線の差し込み口が、置きたい場所の近くにあるかを確かめましょう。電源のたこ足配線は避けたいところです。
Q5. 窓ぎわに置いても大丈夫ですか?
直射日光が当たる窓ぎわや、エアコンの風が直接当たる場所は、紙の湿気や温度の変化で調子を崩すことがあるので避けたほうが安心です。
