- 学習塾の複合機は教材のコピーとプリントが中心で、夏期講習などの繁忙期に印刷が集中します。機種は、ふだんではなく繁忙期の印刷量に耐えられるかで選んでください。
- 繁忙期によくあるのがトナー切れです。トナーを自分で注文するタイプの契約なら、講習の前に必ず予備を注文しておきましょう。翌日に届かないこともあります。
- 紙詰まりの原因になる裏紙は使わないこと。そして、止まると授業に直結するので、予算を抑えすぎず、保守体制のしっかりした機種を選ぶことが大切です。
印刷量の多い塾の比較材料に:カウンター料金0円のA3カラー複合機 HP E786dn
学習塾の複合機は、年に何度か、とても忙しくなります。夏期講習、冬期講習、春期講習。その前になると、教材のコピーやプリントが一気に増えます。そして、その忙しい時期にこそ、複合機のトラブルは起きやすくなります。 私たちは秋葉原の複合機専門店として、業界で40年近く、学習塾を含むさまざまな業種に複合機を納めてきました。塾の繁忙期には、私たちのところへの保守のご連絡も増えます。 このコラムでは、学習塾の複合機の選び方と、繁忙期に困らないための準備、そして後悔しないための投資の考え方をお伝えします。
1. 塾の複合機は、教材のコピーとプリントが中心
学習塾では、規模にもよりますが、教材のコピーが多く、次いでプリントアウトがよく使われます。そして、講習などの時期に印刷が集中するのが大きな特徴です。 塾の複合機の主な仕事は、生徒に配る教材やプリントを用意することです。テキストの一部をコピーしたり、講師が作った問題をパソコンから印刷したりと、毎日のように使われます。
そして、夏期講習や冬期講習の前になると、印刷の量が一気に増えます。ふだんの何倍もの教材を短い期間で用意しなければならないため、複合機にかかる負担も大きくなります。実際、こうした繁忙期には、私たちへの保守のご連絡も多くなります。教育の現場での複合機の活用については教育現場とコピー機もあわせてご覧ください。
2. 機種は、繁忙期の印刷量で選ぶ
塾の複合機を選ぶときは、ふだんの印刷量ではなく、繁忙期にどのくらい印刷するかを基準にしてください。いちばん忙しい時期にも耐えられる機種を選ぶことが大切です。 私たちが塾のお客様に印刷量を伺うときは、繁忙期にどのくらい印刷するかを必ずお聞きし、それに合わせて機種を選びます。ふだんの月の印刷量だけで選ぶと、講習の前に処理が追いつかなくなったり、機械に無理がかかって故障しやすくなったりするからです。
ふだんの量には少し余裕がありすぎるように見えても、繁忙期にも耐えられる機種を選んでおくほうが、結果的に安心です。印刷量から機種を考える方法はコピー機の選び方でご説明しています。
3. 講習前のトナー切れを防ぐ、予備の準備
繁忙期によくあるのが、トナー切れです。トナーを自分で注文するタイプの契約では、講習の前に必ず予備を注文しておいてください。タイミングによっては、翌日に届けるのが難しいこともあります。 講習の前に教材を一気に印刷していると、トナーもいつもより早く減ります。そして、いちばん忙しいときにトナーが切れてしまう。これが、塾でとても多いトラブルです。
保守の契約の形によって、トナーの手に入れ方は違います。
- カウンター料金の契約:トナーは契約に含まれていて、少なくとも1本は予備をお客様の手元に置いていることが多い形です。
- トナーを自分で注文する契約:年間保守の契約など、トナーをお客様が注文して手に入れる形です。この場合は、講習の前に必ず予備のトナーを注文しておくようおすすめしています。
トナーを注文しても、タイミングによっては翌日に届けるのが難しいことがあります。講習の直前に切れてから注文したのでは、間に合わないこともあるのです。実際、予備のトナーをめぐっては、お客様から「すぐ届かないのか」というお声をいただくことがときどきあります。講習の予定が決まったら、トナーの予備も一緒に準備する習慣をつけておくと安心です。トナーの種類については業務用トナーの種類でご説明しています。
4. 裏紙は使わない。細かい文字はテスト印刷を
紙の節約のために裏紙を使いたくなりますが、紙詰まりの原因になることがあるため、使わないようお話しすることがあります。また、細かい文字の教材や図は、導入前に実際にテスト印刷をして確かめるのがおすすめです。
裏紙は、紙詰まりの原因になる
印刷した紙の裏側をもう一度使う「裏紙」は、紙の節約になるように思えます。ただ、一度印刷した紙は、熱で反りやしわが出ていることがあり、紙詰まりの原因になります。忙しい時期に紙詰まりで止まってしまっては、節約した分以上に損をしかねません。紙の扱い方の基本は用紙のサイズ・厚さ・種類の基礎知識でご説明しています。
細かい文字や図は、テスト印刷で確かめる
教材には、小さな文字の問題文や、細かい線の図形、地図や図表などが多く含まれます。こうした印刷物は、機種によって見え方が変わることがあります。細かい文字の教材や図面などは、導入の前に実際のデータでテスト印刷をご依頼いただくこともあります。生徒が読みにくい教材にならないよう、事前に確かめておくと安心です。
5. 予算を抑えすぎると、後の祭りになる
塾では、複合機が止まったときの影響がとても大きいため、保守体制のしっかりした機種をおすすめしています。導入の予算を抑えることを優先しすぎると、止まったときに困ることになります。 授業で配る教材が印刷できなければ、授業そのものに影響します。そのため、私たちは塾のお客様に、保守体制のしっかりした機種をおすすめしています。
ところが、個人で経営されている塾などでは、導入の予算を抑えることが先に立ちすぎてしまうことがあります。印刷量に見合わない機種を選んでしまったり、保守契約を断られたりするケースです。そして、実際に機械が止まったときに困ってしまい、お声をいただくこともあります。けれども、止まってからでは後の祭りです。
初期の費用を抑えたい気持ちはよく分かります。ただ、教材を印刷できない一日の損失を考えると、印刷量に見合った機種と保守には、しっかり投資していただきたいと考えています。保守の選び方は複合機のアフターサービスでご説明しています。
6. 学習塾の複合機選び、チェックリスト
- 繁忙期の印刷量:講習の前など、いちばん忙しい時期にどのくらい印刷するか。それに耐えられる機種か。
- トナーの手に入れ方:契約に含まれるか、自分で注文するか。自分で注文するなら、講習前の予備を準備したか。
- 用紙:裏紙を使わず、機械に合った紙を使っているか。
- 印刷の細かさ:小さな文字や細かい図が、きれいに出るか。テスト印刷で確かめたか。
- 保守体制:止まったときにすぐ対応してもらえるか。保守契約を結んでいるか。
結論: いちばん忙しい日に止まらない一台を
学習塾の複合機は、ふだんは落ち着いていても、講習の前に一気に忙しくなります。そして、トラブルは決まってその時期に起きます。だからこそ、繁忙期の印刷量に耐えられる機種を選び、講習の前にはトナーの予備を準備しておくことが大切です。
裏紙は使わず、細かい教材はテスト印刷で確かめる。そして、予算を抑えすぎず、保守体制のしっかりした機種に投資する。いちばん忙しい日に止まらない一台を選ぶことが、生徒の授業を守ることにつながります。
学習塾の複合機に関するよくある質問(FAQ)
Q1. 学習塾の複合機は、どう選べばいいですか?
ふだんの印刷量ではなく、夏期講習の前など、いちばん忙しい時期にどのくらい印刷するかを基準に選んでください。ふだんの量だけで選ぶと、繁忙期に処理が追いつかなかったり、機械に無理がかかって故障しやすくなったりします。
Q2. 講習の前にトナーが切れないようにするには?
トナーを自分で注文するタイプの契約なら、講習の予定が決まった時点で、予備のトナーを注文しておいてください。タイミングによっては翌日に届けるのが難しいこともあるため、切れてからの注文では間に合わないことがあります。
Q3. 裏紙を使って印刷してもいいですか?
おすすめしません。一度印刷した紙は、熱で反りやしわが出ていることがあり、紙詰まりの原因になります。忙しい時期に紙詰まりで止まってしまうと、紙を節約した分以上に損をすることがあります。
Q4. 細かい文字の教材がきれいに印刷できるか不安です。
導入の前に、実際の教材のデータでテスト印刷をして確かめるのがおすすめです。小さな文字の問題文や細かい図形は、機種によって見え方が変わることがあります。テスト印刷は販売店に相談してください。
Q5. 費用を抑えるために、保守契約をしなくても大丈夫ですか?
塾では、複合機が止まると授業に直結するため、保守契約をおすすめします。予算を抑えることを優先して保守契約をしないと、機械が止まったときにすぐ対応してもらえず、困ることになります。教材を印刷できない一日の損失を考えて判断してください。

